いろいろアレなLP。
まず、ジャケットにはデビュー当時の4人の姿が写っているが、中身はというと…トゥインクは参加していない。
(おい!)
で、裏ジャケットを見ると、トゥインクは”spirit”とクレジットされている。
(おいおい…)
自分がいなかったこのライヴの音源をトゥインクがどうやって入手していたのか知らない。
しかし彼が”流出”させたモノなのは間違いないだろう。
(そしてトゥインク以外の、実際に演奏しているメンバーには一銭も渡っていないに違いない…)
で、バンド名が定冠詞付きの”THE PINK FAIRIES”と表記されている。
(なのでこのブログでのタイトル表記もそれに倣った)
更に、ジャケット裏表の写真は全部ライヴではなくスタジオでのモノ。
いろいろアレです。
「WEELEY FESTIVAL」は1971年8月27日~29日の3日間で開催されたフェスティヴァル。
STATUS QUO、BARCLAY JAMES HARVEST、COLOSSEUM、KING CRIMSON、FACES、MOTT THE HOOPLE、ロリー・ギャラガー、T.REX、VAN DER GRAAF GENERATOR他、かなり豪華なメンツが出演している。
PINK FAIRIESは元々正式にブッキングされておらず、飛び入りとか押しかけとかそんな感じで出演したらしい。
一番アレなのは、クレジット云々以上にレコードとして最も致命的な、音質の劣悪さだろう。
こもり気味の遠い音で、しかもあちこちで風の音がボーボー入っている。
(180g重量盤の意味はほとんど感じられない…)
ただし演奏はかなり強力だ。
(この時期のPINK FAIRIESの数少ないライヴ音源で、演奏の出来が悪いのというのは逆に聴いたことがないが)
A面はOUTLAWSのヒットで有名な「(Ghost)Riders In The Sky」で始まり、THE BEATLES「Tomorrow Never knows」、そして「The Snake」と続く。
2ndアルバム『WHAT A BUNCH OF SWEETIES』(1972年)で「I Saw Her Standing There」もカヴァーしているPINK FAIRIES…BEATLESが好きだったのはポール・ルドルフだろうか。
B面はトラディショナル「Why Does A Red Cow?」と「Uncle Harry's Last Freakout」。
「Why Does A Red Cow?」はアカペラで、ほとんどお遊び。
ってかオリジナル曲は2曲しか演ってないな…。
(その分2曲とも長いけど。「The Snake」は11分半、「Uncle Harry's Last Freakout」は22分もある)
この頃のPINK FAIRIESは他にもチャック・ベリーやリトル・リチャード、JEFFERSON AIRPLANEなど、ライヴではカヴァーを多く演奏していた。
「Tomorrow Never Knows」は同じ8月のフィンランドでのライヴ音源でもっと音が良いのを聴けるので(「The Snake」と「Uncle Harry's Last Freakout」も然り)、WEELEYでの聴きモノは「Riders In The Sky」だろうか。
(2分半ぐらいしか演ってないけどね)
もっとも、どれが聴きモノだろうと関係なく、このLPが出た2000年前後にはあちこちのレーベルからリリースされるPINK FAIRIESの発掘音源を片っ端から買いまくっていたのだが。
ちなみにこのLPの音源は5曲すべて、以前紹介した『RARE LIVE RECORDINGS & RADIO BROADCASTS: 1970-1971』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201903article_2.html)に収録されている。
まあCD-Rなんですけどね…。
そしてそれもトゥインクの仕業だ!
追記:
今気付いた。
ジャケット写真、裏焼きじゃねえか!
(2026.3.4.)
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