何故俺に送られてきたのか、今でもわかっていない。
ベルント・キステンマッハーという人を、その時初めて知った。
調べてみたら、長いキャリアのある人だった。
1960年10月26日、ベルリン生まれ。
クラウス・シュルツェをはじめとする、いわゆるベルリン・スクールからインスピレーションを受けて、音楽を始める。
80年代半ばにデビューし、かの地で新人賞など受賞した後、87年のアルバム『WAKE UP IN THE SUN』でその名を広く知られるようになり。
91年と95年にはあのハラルド・グロスコフ(ASHRA他)と連名作もリリース。
これまでに30枚以上のアルバムを出している。
デビュー以来コンスタントにリリースを続けてきた人だが。
この『CELESTRIAL MOVEMENT』は、前作から8年ほど空いての作品。
ソロ・アルバムとしては21枚目になるという。
この時点で49歳。
音の方は絵に描いたようなベルリン・スクール。
(インサートには、四方をキーボード類に囲まれるベルント・キステンマッハーの写真がある)
クールなシークェンスに、シンセサイザーで様々な音色とメロディを紡ぐ。
確かにクラウス・シュルツェ、そしてTANGERINE DREAMの多大な影響を感じさせる、スペーシーな音。
ただ、90年代以降に幾つも出てきたTANGERINE DREAMフォロワーの類とは当然というかかなり違っていて、やはり古株ゆえのオリジナリティというか。
同時期のクラウス・シュルツェやTANGERINE DREAMに較べてビートは薄めで、よりメロディアス。
(19分半に及ぶ5曲目「Living Between Asteroids」ではいきなりダンサブルでキャッチーなビートが飛び出したりも)
時々ピアノをフィーチュアするアレンジや、メランコリックなメロディのセンスなどに、ヴァンゲリスあたりに近いモノを感じたり。
(その分、シュルツェやTANGERINE DREAMよりも俗っぽいというかクサく感じられたりもするのだが)
近年は環境保護の活動にも関わっているらしい。
音を聴いているとそれもよくわかる気がする。
今月で62歳、今も元気に活動中、のはず。
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