最近まで聴けず。
1ヵ月遅れの紹介となってしまった。
ニューヨークのアヴァンギャルド・メタル・トリオ、5thアルバムにして初の国内リリース。
2005年結成、7年後の12年にアルバム・デビューしてから既に10年。
メンバーはザッカリー・エズリン(ヴォーカル、ギター、バラライカ)、スティーヴ・ブランコ(ベース、キーボード、ヴォーカル、クラシック・ギター)、そしてジョン・ゾーンやBRAND Xのアルバムでも叩いているケニー・グロハウスキー(ドラム、アコースティック・ギター)の3人。
全8曲、5分台から7分台まで、テクニカル・デス・メタルにノイズとプログレとジャズとグラインド・コアを容赦なくぶち込んだような音楽性。
ヴォーカルが一番フツーにデス・メタルで、他はもう変態の極み。
で、ゲストがまた豪華。
「In The Pleasure Of Their Company」では、パーシー・ジョーンズ(ベース:BRAND X)、アレックス・スコルニック(ギター:TESTAMENT)、トレイ・スプルーアンス(ギター:Mr.BUNGLE他)といった無茶苦茶なようでいて納得なゲスト陣が暴れまわっている。
(トレイはアルバムのマスタリングとストリング・アレンジも担当)
「Maximalist Scream」ではVOIVODのスネイク(ヴォーカル)がゲスト参加しているが、IMPERIAL TRIUMPHANTが前作でVOIVODをカヴァーしていたことを思えば納得。
…一番びっくりしたのが、「Merkurius Gilded」でソプラノ・サックスを吹いている、ケニー・G(!)。
マジで、あのケニー・Gですよ。
イージーリスニング風の”スムーズ・ジャズ”で一世を風靡した、あの。
恐る恐る「Merkurius Gilded」を聴いてみる。
ストリングスのイントロから、「ずどどどどど」という怒濤の、かつ恐ろしくテクニカルな演奏が炸裂する。
えっ、何処でケニー・G出てくんの?…と思いながら聴いていると、曲が半分ほど進んだところで、あのスムーズな音色…なのに思いっきりフリーキーに吹きまくるサックス・ソロが展開して慄く。
本人も楽しんで吹いたんじゃないかなあ。
(ケニー・GのバンドにはISLAND~AMBITIOUS LOVERSのピーター・シェラーもいたことがあるというので、スムーズ一辺倒の人ではないのかも、とは思っていたが)
いろいろ面白い1枚。
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