
多分十数年ぶりのDAISY BAR。
一番手にいきなりVIOLETS。
多分20年ぶりぐらいに観た。
見た目にはそれなりの年輪が刻まれているものの、演奏には老成したところなどなく。
パンク・ロック・スピリットが根底を貫くビート・ミュージックは今もスリリング。
イヴェントのスタートからフロアは大いに盛り上がる。
50分近い演奏時間からして、いわゆるオープニング・アクトとはまるで違った。
二番手、THE ALLIGATOR BLUES(画像)。
コロナ禍以来、実に3年ぶりのライヴ活動再開。
俺が観るのは2019年12月以来、3年3ヵ月ぶり。
活動停止前最後のライヴ、うっかりミスで行きそびれてしまったのだった。
2019年のライヴ盤『W.B Vibe』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201911article_1.html)同様、かなりファンキーな演奏。
プリミティヴなロッキン・ブルーズでスタートしたTHE ALLIGATOR BLUESが、10年以上活動を続ける中で徐々にソウル/ファンク色を強めているのは、まるで黒人音楽の歴史をたどり直しているようにも見える。
するとアレか、もう10年ぐらい活動するとヒップホップになるかも知れんのか。
(いやいやいや)
それはさておき、いかにもソウルっぽいコール&レスポンスで盛り上げつつ、ワニーこと小池孝典のエグいスライドがギュルンギュルン唸りを上げる。
活動初期に見られた、the CHICKEN masters以来の歌謡テイストが影をひそめる一方で、メロディの端々にキャッチーさを堅持。
30分ほどのセットで、必殺の発狂ブギー「Love you tender」はなかったが、フロアは充分に沸いた。
…で、時間とか仕事とか体力とかいろいろととのわず、ここまで観て退出。
この後も濃い顔ぶれだったのだが。
ともあれ活動を再開したTHE ALLIGATOR BLUESの今後に期待。
是非彼らのライヴを観てください。
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