PHIL COLLINS/In The Air Tonight(1992)

PHIL COLLINS.jpg80年代、誰でも知っているような名曲をカップリングしたり、A面にフィーチュアしたりして出ていた廉価盤の7inch。
簡易なカンパニー・スリーヴに入ったやつ。
このブログでも、THE YARDBIRDSとかEURYTHMICSとかPATTI SMITH GROUPとかのを紹介した。
他にもTHE KINKSとかT.REXとかトッド・ラングレンとかいろいろ持っている。
いずれもDJでけっこう使った。

で、90年代には各社からそういうののCDヴァージョンが出ていて、これまた何枚か買った。
その中のひとつ。
アトランティック・レコーズが80年代に7inchで出していたシリーズ”BACK trax”のCD編。
90年代に100枚ぐらい出ていた様子。

コレはフィル・コリンズ。
「In The Air Tonight」と「I Missed Again」のカップリング。
いずれもフィルの1stソロ・アルバム『FACE VALUE』(1981年:全米7位・全英1位)収録曲。

1981年にリリースされた「In The Air Tonight」(全米19位・全英2位)の7inchは、B面が「The Roof Is Leaking」だったのだが。
このCDシングルが何故「I Missed Again」とのカップリングなのかというと。
81年に「I Missed Again」がA面、「In The Air Tonight」がB面という7inchもリリースされていて。
(全米19位・全英14位)
このCDシングルは、そのシングルのA・B面をひっくり返す形で、1曲目に「In The Air Tonight」、カップリングに「I Missed Again」という形で出たのだった。
「In The Air Tonight」「I Missed Again」、81年当時はどちらも全米19位だったが、このCDシングルがリリースされた92年の時点では、オリジナル・リリース当時のセールスに関係なく「In The Air Tonight」がフィル・コリンズのソロ・キャリアを代表する名曲という評価が確立していたからこそだろう。
ちなみに81年当時「In The Air Tonight」が全英2位止まりだったのは、1位につけていたジョン・レノン「Woman」の牙城を崩せなかった、というのがあった。

ともあれ「In The Air Tonight」。
レコーディング・メンバーは、フィル・コリンズ(ヴォーカル、ドラム、ドラム・マシーン、シンセサイザー、ローズ、ヴォコーダー)、ダリル・ステューマー(ギター)、ジョン・ギブリン(ベース:BRAND X他。この14日に71歳で亡くなったとのこと。合掌)、そしてL・シャンカール(ヴァイオリン)の4人。
80年代半ば、ラジオで”ロック史上最高のドラム・フィル”とか、そんな紹介と共に聴いた時は、確かにぶっ飛んだ。
”ドドンダダンドドンダダンドッドッ”というシンプル極まりなくかつパワフルなフィルインの、まあ超絶にカッコいいこと。
難波弘之「時計の匂い」あたりには間違いなく影響していたはず。
しかし、初めて聴いた時はまったく知らなかった歌詞が、実は離婚した元妻への怒りを綴っている…というのを後になって知った時は、かなりびっくりした。
あの”ドドンダダン”は憤怒の象徴だったのね…。

その後のフィル・コリンズは全米・全英チャート1位を連発し、90年代初頭までは怒濤の勢いでヒット曲を量産するのだった。
俺自身は「One More Night」あたりからフィルのソロには急速に興味を失ってしまったのだが。

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