コレが2時間25分もあって、観る前は「うはあ」と思った。
観たらあっという間だったけどね。
監督はこのブログでも紹介したGEZANのドキュメンタリー映画『Tribe Called Dischord~Documentary of GEZAN』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201904article_14.html)のプロデューサーを務めていたカンパニー松尾。
(AVで有名なあの人)
膨大な映像を編集に編集した結果として、それでも2時間25分になってしまったのだろう…というのは、観ればよくわかる。
オリジナル・ドラマー、丸山晴茂急逝のショックを乗り越え、新たに大工原幹雄(…って、元ボロキチのダイクじゃねえか! ダイクがサニーデイ・サービスに入ってたとか全然知らんかったぞ!…という程度に俺はこのバンドに詳しくない)を迎えて活動再開となったサニーデイ・サービス。
しかし、この時期に制作され公開される映画として、やはりというべきなのか…これまた以前紹介した葛西純のドキュメンタリー映画『狂猿』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202104article_26.html)同様、立ち込めるコロナ禍の暗雲。
そこから映画はバンド結成にまでさかのぼり、解散も再結成も経験する波乱万丈のバンド史を追っていく。
曽我部恵一、田中貴、大工原幹雄の3人に加え、新井仁(RON RON CLOU他。サニーデイ・サービスのライヴのサポートとしても活躍)、やついいちろう、小宮山雄飛&ワタナベイビー(ホフディラン)他の関係者もサニーデイ・サービスを語る。
ナレーターは小泉今日子(!)。
尺の長さから想像出来ると思うが、演奏シーンもたっぷりフィーチュア。
ハイライトは3時間に及んだという丸山晴茂追悼ライヴでの激演&絶唱だろう。
基本的には時系列で進んで行くので、いわゆる”おマンチェ”やフリッパーズギターあたりの影響が強かった初期から、現メンバーでの太いバンド・サウンドへの変遷もよくわかる。
そして、バンドが解散しても、コロナ禍でライヴ予定が全部飛んで自らが経営するカレー屋の店頭に立つことになっても、やりたいことを諦めずに前に進もうとする曽我部恵一。
その彼が、ラジオ出演の際にファンへのメッセージとしてボソッと口にする「やりたいことやったらいいと思いますねえ」という一言には説得力がある。
(あとアレか、このクラスのバンドでもやっぱりハイエースに機材を積んで自分たちで運転してツアーに出るのか)
サニーデイ・サービスのファンだけじゃなく、バンドのドキュメンタリー全般好きな人にも、あとバンドやってる人とかにもお勧めな映画。
『ドキュメント サニーデイ・サービス』
公式HP:https://films.spaceshower.jp/sunnyday/
2023 年 7 月7 日(金)より渋谷シネクイントほかにてロードショー!
©2023 ROSE RECORDS / SPACE SHOWER FILMS
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