MFSB featuring THE THREE DEGREES/TSOP(The Sound Of Philadelphia)(1973/74)

THREE DEGREES.jpg先日紹介したTHE KINKS「You Really Got Me」同様、DJで使おうと思って買った1枚。
確か渋谷のRECOfanで300円とかだったと思う。

以前紹介したVAN McCOY & THE SOUL CITY SYMPHONY「The Hustle」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1910.html)は、国内盤シングルでは”ヴァン・マッコイとスタイリスティックス・オーケストラ”と表記されていたが。
この7inchも然りで、本来は”MFSB featuring THE THREE DEGREES”なのが、この国内盤シングルでは”スリー・ディグリーズとMFSB”となっている。
スリーヴでもTHREE DEGREESを大きくフィーチュア。
まあ、その方が売りやすいという判断だったのでしょう。
A面の曲名も「TSOP(The Sound Of Philadelphia」という原題とまったく関係ない”ソウル・トレインのテーマ”となっている。
これまた、確かにTV番組「Soul Train」のテーマ曲だったワケだけど。
実際、日本人だったらこの曲を聴いて「おお、ソウル・トレインのテーマ」と思うことはあっても、「おお、TSOP」とか反応する人は少数派だろう。

アメリカでは1973年、国内盤は74年にリリースされている。
全米1位。

MFSB=MOTHER FATHER SISTER BROTHER。
フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオのミュージシャンたちが1971年に結成。
この7inchのA面「TSOP(The Sound Of Philadelphia)」は73年の2ndアルバム『LOVE IS THE MESSAGE』収録曲。
B面「Something For Nothing」は同年の1stアルバム『MFSB』収録。

「TSOP(The Sound Of Philadelphia)」、作曲はもちろんケネス・ギャンブル&レオン・ハフ。
流麗なストリングス、印象的なホーンズのリフ、弾むようなドラム、後ろでたなびくオルガン。
”フィラデルフィアの音”という気負ったタイトルに負けない曲。

一方のTHE THREE DEGREESは1963年結成。
このシングルの時点で既に結成10年、当時のメンバー、ファイエット・ピンクニー、シーラ・ファーガソン、ヴァレリー・ホリデイのうち、オリジナル・メンバーは既にファイエット一人になっていた。
で、「TSOP(The Sound Of Philadelphia)」。
THREE DEGREESは最後の方にしか出てこない…。

B面「Something For Nothing」はケネス・ギャンブル、ローランド・チェンバース、トム・ベルの共作。
ストリングスとホーンズのアレンジをトムが担当していて、表記は”MFSB featuring THOM BELL”となっている。
こちらは完全なインストゥルメンタル。

結局、この7inchをDJで使ったことは一度もなかったはず。
なんか、コレだけただ回してもあんまり盛り上がらなそうだな、と思った。
A・B面ともその後多くのリミックスのネタとかになっている通り、なんか混ぜてもっとカッコよくしないと使えない感じ。
そして俺にはそういうちゃんとしたDJみたいなことは出来んかったので…。

ともあれMFSBは1985年まで活動。
(「Soul Train」も71年から2006年まで30年以上も続いたのね)
THE THREE DEGREESはメンバー交代を重ねながら、現在もヴァレリー・ホリデイを中心に活動を続けている。

この記事へのコメント

  • 渡部徹

    MFSBって最初はMotherFucker,Son of a Bitchの略だったとレコ屋勤め当時にソウル好きな同僚から聞いたことがあります。

    真偽の程は定かではありませんが、面白いのでそうなんだぁと思ってますw
    2023年07月04日 21:17
  • 大越よしはる

    コメントありがとうございます。
    それ、大いにあり得ますねえ…(笑)。
    2023年07月04日 23:21