歴史の彼方へと

LAST EXIT.jpg6月20日にジョン・ワディントンが亡くなったとのこと。
死因は不明。
63歳。
THE POP GROUPのギタリスト。
4月にマーク・ステュアートが亡くなったばかり。
その時点でPOP GROUPの歴史は完全に終わっていたが。
更なる追い打ち。

22日にペーター・ブロッツマンが。
死因は発表されていない。
82歳。
ドイツのフリー・ジャズ界の巨人。
(実際に体も大きかった)
俺が初めてブロッツマンを聴いたのは、ビル・ラズウェル、ソニー・シャーロック、ロナルド・シャノン・ジャクソンというとんでもない顔ぶれと組んだLAST EXITの1stアルバム『LAST EXIT』(1986年:画像)だった。
ブロッツマンだけでなく、全員のプレイにぶっ飛ばされたが。
社会人になった後、当時の上司(ジャズマニアだった)がブロッツマンとハン・ベニンクについて熱く語っていたのを思い出す。
LAST EXITも、今やラズウェル以外全員が鬼籍に入ってしまった。

29日、モンテ・カザッザ(カザッツァ)も。
死因は公表されていないが、長く闘病していたという。
68歳。
”インダストリアル”という音楽ジャンルの生みの親。
実は彼のソロは全然聴いていなくて。
PSYCHIC TVへの参加が印象深い。
しかしまだ68歳だったのか。
(ジェネシス・P・オリッジより下だった)
「Godstar」とかに参加した頃、まだ30代に入ったばかりだったとは。

30日にはリック・フラバーグ。
死因は明らかにされていないが、急逝だったという。
55歳。
PITCHFORK~DRIVE LIKE JEHU~HOT SNAKESのフロントマン。
俺は何故かROCKET FROM THE CRYPTが全然好きじゃなかったのだけど、DRIVE LIKE JEHUやHOT SNAKESは聴いていて。
それはやはりリックのヴォーカルとギターが好きだったからだろう。
ヴィジュアル・アートでも活躍し、自身のバンドのジャケットだけでなく、スワミ・レコーズのロゴマークも彼の手になるモノだった。

そして今月3日、モ・フォスターが亡くなったとのこと。
肝臓癌と胆管癌を患っていたという。
78歳。
AFFINITYをはじめとして、とんでもない数のアルバムでベースを弾いた英国ロックの偉人。
ジェフ・ベック『THERE & BACK』も、シーナ・イーストン『MADNESS, MONEY AND MUSIC』も、ゲイリー・ムーア『CORRIDORS OF POWER』も『VICTIMS OF THE FUTURE』も、ラス・バラード『RUSS BALLARD』も『THE FIRE STILL BURNS』も、ハワード・ジョーンズ『ONE TO ONE』も『DREAM INTO ACTION』も。
個人的にはやはりTHE MICHAEL SCHENKER GROUPの1stアルバムだな。


上記の中で一番若かったリック・フラバーグでさえ、キャリア30年以上。
ロックも(もちろんジャズも)長い歴史を持ってしまったモノだ。
そして順番に彼方へと去って行く。

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