山下ユタカ「逆頭(SAKA TAMA) REVERSE HEAD」

スペリオール.jpg10日発売の「ビッグコミックスペリオール」に山下ユタカの読み切りが載っている!…というのは、全国に一握りの(?)ファンの皆様には先刻御承知のことと思われ。
(もうみんな買ったでしょう?)

予告もなくいきなり載った”特別読切”。
(つまりは”代原”)
しかし、これが山下ユタカの記念すべき小学館デビューであります。
って、本人気付いてなかった…(苦笑)。
(小学館とは以前から付き合いだけは続いていて、ただ掲載に至ることは絶えてなかったというね)
ってか、山下ユタカの漫画が紙で出るのって、ひょっとして「残像のラプソディ」(2015年)以来8年ぶり…?

ずっと山下ユタカを読んでいて、noteまでチェックしているような方なら説明不要…コレはかつて「ヤングキング」に載った読み切り「DISTORTIONZ」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1047.html)の続編であり(なんと11年ぶり…)、左利きのギタリスト・ジュンを主人公とする”ジュンのサーガ”(?)のほんのごく一部。
タカコのことを気にかけつつも、ユイちゃんというかわいい彼女と同棲して今では(一応)髪も立てていないジュンの、ひとつのエピソード。

…を、とりあえず1話完結の短編の中に上手いこと落とし込んだ、とは思う。
一方で、いやいやまだまだ、こんなもんじゃないでしょう…と思った方も少なくないのでは。
ジュンがどういう男でどういうエピソードがあるのかは、山下ユタカ本人の中にはそれこそ単行本数巻分は語るべきネタがあるはず。

個人的には…ユイの恋敵たるタカコは、どのコマでももっと完全無欠の美人さんとして描き込んで欲しかった、と思っている。
あと、最後のページのジュンの笑顔も、ユイだけじゃなく誰もが(男も)惚れるような、もっと印象的なコマに出来たのでは?…と思ったり。
しかし、「DISTORTIONZ」では基本的に単なるボンクラに見えた(?)ジュンが、ユイが惚れてタカコも気にするような、非常にイイ男であるその片鱗…は、充分に描き切っている、気がする。
(激するところがほとんどなくて穏やかな笑顔が多いのが効果的)

そして、某誌編集長が「萌えを理解していない」と断じた(笑:そりゃあなあ…)山下ユタカが描く、「DISTORTIONZ」のタカコとも『ラチェット・シティ』のマリともまったくタイプの違う新たな(って、noteとかチェックしていた人には何を今更、でしょうが)ヒロイン・ユイの、やっぱりかわいいこと。
ジュンのお話、是非続きが読みたいですね。

是非続きが読みたいですね…と思った人は、編集部にアンケート送りましょうか。
ってか「スペリオール」初めて買ったなあ…。

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