DATURA/VISIONS FOR CELESTIAL(1999)

DATURA.jpg90年代にニュージーランド(!)のハミルトンで活動していたストーナー・ロック・バンド、2ndアルバムにしてラスト・アルバム。

1992年結成。
当初は専任ヴォーカリストを擁する4人組だったのが、その後シンガーが脱退してドラマーが交代し。
1stアルバム『ALL IS ONE』(1998年)の時点ではクレイグ・ウィリアムソン(ヴォーカル、ベース、パーカッション)、ブレント・ミドルミス(ギター)、ジョン・バーンサイド(ドラム)のトリオになっていた。
同じ編成で翌年9月にリリースしたのが『VISIONS FOR CELESTIAL』。
ゲストでキーボード、管楽器、パーカッションも参加し、随所で効果を上げている。

1曲目「Magnetize」のイントロから、ファズとワウかまして重く歪んだサイケデリックなギターが炸裂する。
バンドのリーダーはクレイグ・ウィリアムソンだったようだが、アンサンブルの主役は完全にブレント・ミドルミスのギターだ。
なるほど、SLEEP(https://lsdblog.seesaa.net/article/201612article_18.html)その他のバンドが跳梁跋扈していた時代。
ニュージーランドにもこんなバンドがいたワケで。
(まあ1999年と言ったらSLEEPは既に解散していたが)

非常に重いのだけど、ブレント・ミドルミスのギター・サウンドはジミ・ヘンドリックスや初期フランク・マリノ(?)あたりの影響を強く感じさせるモノで、SLEEPやELECTRIC WIZARD、あるいはIRON MANなんかに顕著なトニー・アイオミっぽさは希薄。
なのでドゥーム・メタルというよりは、同時代のKYUSSやMONSTER MAGNETやORANGE SUNSHINE(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_266.html)とかと並んで、純然たるストーナー・ロックと呼びたくなる音。
「Sunshine In Purple」「Mantra」といった曲名も、ドゥームじゃなくてサイケデリックだ。
当時どれほど評価されていたのかはさっぱりわからないのだが、クォリティはかなり高い。
(YouTubeやBandcampで聴けるので、興味のある方は是非聴いてみてください)

バンド解散後、クレイグ・ウィリアムソンはLAMP OF THE UNIVERSEやARC OF ASCENTなどで活動を継続している。
ブレント・ミドルミスは何処でどうしていることか。

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