GALUNDO TENVULANCE/LUNAR ECLIPTURE

GALUNDO TENVULANCE.jpg2020年9月と、コロナ禍真っただ中に結成された日本のシンフォニック/メロディック・デス・メタル・バンドの1stアルバム。

シンフォニック・デス・メタルに、デスコア/メタルコアの要素を融合して、新たなメロディック・デス・メタルを創造すべく結成されたというが、他のアンダーグラウンド/エクストリーム系メタル・バンドと並行して活動するメンバーもいたりで、当初は本格的なバンドではなく、レコーディング・プロジェクトだったらしい。
しかしメンバー交代を経て、ライヴを含むより本格的な活動をするバンドに方向転換したとのこと。
現在のメンバーはMARCHO(ヴォーカル)、ASUKUN(ギター)、DERA(ギター)、GLUE(ベース)、KEN(キーボード、オーケストラル・アレンジメンツ)の5人。
現編成になる前に、シングルやEPを3枚リリースしている。

デス・メタルに限らず、シンフォニックとかプログレッシヴを標榜しながら正式メンバーにキーボーディストがいないバンドも少なくないが。
このバンドは単にキーボードを弾くだけでなくわざわざ”オーケストラル・アレンジメンツ”とクレジットされるメンバーがいるだけあって、そのシンフォニックぶりは本格的、堂に入ったモノだ。
(一方で正規のドラマーはいないようだが)

超絶なブラストに乗せたファストなパートとビート・ダウンっぽいヘヴィ/スローなパートが随所で入れ替わる楽曲の構成は、確かに単なるメロディック・デス・メタルではないモダンなエクストリーム・メタルに寄せていると感じられる。
ただ、バンドのベーシックなところには、シンフォニックでドラマティックなオーケストレーションに呼応してエモーショナルに弾きまくる2本のギター、そしてそれに乗る野太い咆哮ヴォーカル…という、王道のメロディック・デス・メタルがあるのでは、と思う。
(俺は聴いていないが、前任ヴォーカルはもっとデスコア寄りのスタイル+ノーマル声も用いていたらしい)
イントロとかオーヴァーチュア的なモノがなく、いきなり爆走する「Red Raven」でアルバムが始まる一方で、クワイアをフィーチュアした叙情的なインストゥルメンタル「Mystified Reiteration」で余韻を以てアルバムが終わる構成も、かなりイイ感じ。


『LUNAR ECLIPUTURE』、23日リリース。

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