DOCTORS OF MADNESS feat. SISTER PAUL/THE LOCKDOWN SESSIONS

DOCTORS OF MADNESS THE LOCKDOWN SESSIONS.jpg9月6日にリリースされていたのに、すっかり出遅れてしまった。
コロナ禍で海外と行き来する手段が断たれていた2020年に、リチャード・ストレンジとSISTER PAULの二人がオンラインでDOCTORS OF MADNESSとして行なったセッションをCD化したモノ。

全11曲のうち9曲は2020年にYouTubeで配信されていたが、「Triple Vision」「Waiting」の2曲は未配信。
曲順は配信順ではなく、「Doctors Of Madness」に始まり「Waiting」に終わるという、ライヴのセットリストに近い曲順に改められている。
ミックスとマスタリングはPEACE MUSIC中村宗一郎。

2003年の初来日以来、リチャード・ストレンジとSISTER PAULによるDOCTORS OF MADNESSのライヴは何度も観たし、19年にはスタジオ作『DARK TIMES』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201909article_13.html)もリリースされているが。
しかし、彼らが往年のレパートリーを演奏するのはライヴでしか聴けなかったワケで。
(実は初来日の後にライヴ盤リリースの話があり、ミックスまで終わっていたものの、残念ながら立ち消えになってしまった)
20年の時を経て、SISTER PAULの二人を含むDOCTORS OF MADNESSが演奏する70年代の名曲(もちろんそれ以外も収録されている)が、世界中のリスナーに届けられることとなった。
コロナ禍がなかったら実現しなかった企画かと思うと、ちょっと複雑な気分。

演奏と歌唱は実に素晴らしい。
ライヴ会場では基本的に「うきょーっ」とか言いながら(?)聴いているだけだったけど、こうして改めてCDで聴くと、老境に入ったリチャード・ストレンジの声の円熟度がよく伝わる。
一方で、速い曲では枯れていないところも存分に聴かせる。
3人でのライヴでも不足は感じないとはいえ、ここでは70年代のレパートリーにおけるヴァイオリンの不在を補うべく、リチャードのギターも重ねられていて。
あと、ライヴでも思ったが、往年のレパートリーと『DARK TIMES』収録曲の落差の少なさ。
もちろんテイストはかなり異なるものの、リチャードのブレのなさとソングライティング能力の衰えのなさを実感する。

SISTER PAULの二人も大貢献。
ススムのベーシストとしての存在感はどうかするとSISTER PAUL以上だし、先日のライヴ(https://lsdblog.seesaa.net/article/501000970.html)でも思った通り、「Waiting」のマッキーのドラムとかすげえよ。
コーラスも前面にフィーチュア。

欲を言えば「Back From The Dead」も収録されて、そしてそれが「Triple Vision」とつながっていたら、更に完璧だったが。
まあ贅沢は言いますまい。

16歳の時からDOCTORS OF MADNESSのファンだったという東瀬戸悟氏による熱の入ったライナーノーツも読み応え十分。
2023年の年間ベスト・アルバムの候補がまたひとつ増えた。
超おススメです。

この記事へのコメント

  • じょにお

    Witing ⚡
    山根星子さんを大越よしはる先生のつてで召集して下さいね😃
    2023年10月10日 23:17
  • じょにおじょにお

    Witing ⚡
    山根星子さんを大越よしはる先生のつてで召集して下さいね😃
    2023年10月10日 23:17
  • 大越よしはる

    コメントありがとうございます。
    単にヴァイオリンってだけでは…。
    2023年10月11日 20:34