THIS MOMENT IN BLACK HISTORY/MIDWESTERNCUTTALISTICK(2004)

THIS MOMENT IN BLACK HISTORY.jpgおよそ購買意欲をそそらないジャケット(苦笑)。
当時新宿にあったBARN HOMESで勧められたのだと思う。
意味不明なジャケットが、黄色いシャツと紫のパンツと白いベルトを撮った写真を横向きにしたモノ…というのは、さっき気が付いた(笑)。

クリーヴランドで2002年に結成された、黒人を含む4人組…の1stアルバム。
当時のメンバーはCK1ことクリストファー・カルクサー(ヴォーカル、シンセサイザー)、ダリウス”バディ”アキタ(ギター:写真を見る限り日系人ではなさそう)、マイケル・ダミコ(ベース)、ラモント”ビム”トーマス(ドラム:BASSHOLESのメンバーでもある)。
このアルバムのエンジニアはジム・ダイアモンドで、ジムのゲットー・レコーダーズで録音されている。

タイトルは”中西部のかったりいスティック”。
(嘘だけどな)
33分弱で17曲も入っている。
(20~30秒ほどの奇妙なインストゥルメンタルを何曲か含む)
ゴリゴリしたベースがリードする、ハイエナジーかつフリーキーなパンク/ポスト・パンクを聴かせるが、ドラマーが黒人のせいか、それともCK1がドラマーでもあるためか、リズムは時に変則的。
そこに乗るCK1のフランティックなヴォーカルとシンセ。
曲によってはいわゆるシンセ・パンクっぽい感触も。

2004年というと、俺がBARN HOMESでクリーヴランドの無名な現行パンク・バンドのCDを買いまくっていた頃。
そのへんに共通するイカレた感覚は、このバンドにも濃厚。

2005年にマイケル・ダミコが脱退。
(彼はその後ロン・セクスミスやPAGANSのアルバムに参加している)
後任としてローレンス・カズウェルが加入し、この手のバンドには珍しくリズム・セクションが黒人という編成になる。
06年にはスティーヴ・アルビニの録音で2ndアルバム『IT TAKES A NATION OF ASSHOLES TO HOLD US BACK』をリリース。
09年に3rd『PUBLIC SQUARE』、12年に4th『HIGHER≥DEFFER』をリリースしている。
その後アルバムのリリースがないが、バンドはまだ活動している様子。

バディ・アキタは2015年以降ROCKET FROM THE TOMBSでも活動。
(ALLMUSICにあるバディのバイオグラフィーは何故かユージン・チャドボーンが書いているのだった。日本では無名だけど、界隈では有名な人?)
15年にリリースされたROCKET FROM THE TOMBSのアルバムには、バディ以外のTHIS MOMENT IN BLACK HISTORYのメンバーもバッキング・ヴォーカルなどでゲスト参加している。

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