UNKNOWN INSTRUCTORS/THE MASTER'S VOICE(2007)

UNKNOWN INSTRUCTORS.jpg”SSTレコーズのオールスター同窓会”と呼ばれたバンド/プロジェクトによる2ndアルバム。

元SACCARINE TRUSTのジャック・ブリュワー(ヴォーカル)とジョー・バイザ(ギター、ヴォーカル)、元MINUTEMEN~fIREHOSEのマイク・ワット(ベース、ヴォーカル:THE STOOGES他にも参加)とジョージ・ハーリー(ドラム:THE RED KRAYOLAにも参加)、そして詩人のダン・マグワイア(ヴォーカル、サックス)という5人で、2005年にスタート。
ヘンリー・ロリンズは”夢のラインナップ”と評した。
05年9月、1日で録音したという1stアルバム『THE WAY THINGS WORK』をリリースしている。

その後ジャック・ブリュワーが離れ、2ndアルバム『THE MASTER'S VOICE』はまず2006年にCD-Rでリリース。
07年3月に改めてCD化されている。
レコーディング・セッションではダン・マグワイアを中心に、ゲストをフィーチュア。
で、そのゲストというのが、PERE UBU/ROCKET FROM THE TOMBSのデイヴィッド・トーマス(!)と、BLACK FLAG他のジャケットで御馴染みレイモンド・ペティボン(!)だというのだからびっくり。
画像を見ての通り、レイモンドはもちろん(?)このアルバムのジャケットも手掛けている。

前作に続いて、全て即興で演奏されている。
そしてその演奏に、3人のヴォーカル、あるいは朗読が乗る。
デイヴィッド・トーマスが3曲、レイモンド・ペティボンが1曲参加していて、他の曲はダン・マグワイア。
即興による演奏はジャジーなオルターナティヴというか。
そこに乗る3人の声は、基本的にはポエトリー・リーディングっぽい。
ただデイヴィッドが参加した「This Black Hat Is Rage」「Tar Baby & The Rising Sun」「Doghouse Riley」は、一応メロディのある歌になっている。
(かなりキテレツだが)
レイモンドはホントにしゃべってるだけ。
英語もっとちゃんと聞き取れたらなあ、と思わされるアルバムのひとつ。
ともあれビート・ジェネレーションの影響があるのは間違いないだろう。

『THE MASTER'S VOICE』録音時にかなりの量のマテリアルがあったようで、2009年の3rdアルバム『FUN LAND』は同じセッションの音源から制作されている。
その後10年のブランクがあって、19年に4thアルバム『UNWILLING TO EXPLAIN』をリリース。
J・マスキスをゲストに迎えたそのアルバムは、UNKNOWN INSTRUCTORSによる初の即興演奏ではないアルバムとのこと。

この記事へのコメント