アンディ・シャーノフ(ヴォーカル、ベース:THE DICTATORS)、キース・ストレング(ヴォーカル、ギター:THE FLESHTONES)、ポール・ジョンソン(ヴォーカル、ギター:元THE WAXING POETICS)、ビル・ミルハイザー(ドラム、ヴォーカル:FLESHTONES)という顔ぶれのちょっとしたスーパー・グループ、2010年の前作『MAXIMUM RESPECT』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_354.html)から実に13年ぶりの3rdアルバム…と言うにはちょっと微妙な1枚。
全13曲中、新曲は4曲のみで、残る9曲は04年の1stアルバム『COLOSSUS OF DESTINY』と『MAXIMUM RESPECT』から。
その2枚は既に廃盤になって久しいのだそうで、そこからの選曲に新曲を加えた編集盤的なアルバムがこの『GRAND CRU』。
旧曲もカート・ブロック(FASTBACKS)がマスタリングし直している。
新曲はTHE HOLLYWOOD FLAMESのカヴァー「Ooh Baby Ooh」(アルバムの最初と最後にアレンジ違いで2回入っている)と、FAMILY(!)のカヴァー「Second Generation Woman」、そしてキース・ストレングとアンディ・シャーノフが共作した「Master Plan」。
オリジナル曲はほとんど各メンバーが単独で書いて自分で歌っているこのバンドにあって、キースとアンディの共作でバンド名を冠した「Master Plan」なんて曲が入っているところに、このアルバムがお茶を濁す程度の新曲を加えた過去2作からのベスト盤などではない、というメンバーの宣言が聞こえてくるような気もする。
「Ooh Baby Ooh」には、THE FLESHTONESやスティーヴ・ウィンのアルバムに参加しているキーボーディスト、ジョシュ・カンターがゲスト参加。
それにしてもFAMILYのカヴァーとは…。
ともあれ新曲も旧曲もオリジナルもカヴァーも、THE DICTATORSよりもTHE FLESHTONESよりもルーツ・ミュージック色の強いこのバンドならではのご機嫌なガレージ/R&R。
元々DICTATORSのレパートリーだった「What's Up With That?」(『COLOSSUS OF DESTINY』収録曲)も、DICTATORSとは全然違うアレンジでナイスに聴かせる。
ジャケットはクリフ・モットのイラストで、同じデザインを拡大したポスターも付いている。
ただ問題なのは…ラム・バー・レコーズのリリースでは多いんだけど、盤を取り出してみたら、CD-Rなんだよコレが…。
ぼったくられたような気分になるのは残念。
(紙ジャケとかポスターとか、金かけるところが間違ってると思う)
この記事へのコメント