このブログ、しばらく休みがちになるかもです。
(予定ではGW頃まで)
ともあれよろしくお付き合いください。
さて1979年。
当時HAWKWINDは存在せず、HAWKLORDSが活動していたはずだったが。
そこに何故か登場したHAWKWINDのアルバム。
1977年のアルバム『QUARK, STRANGENESS AND CHARM』に伴うツアーからのライヴ音源(77年11月とクレジットされているが、実際には9月と10月だったらしい)と、78年初頭のスタジオ録音を組み合わせたモノ。
78年初頭にミックスも済んでいたものの、3月のアメリカ・ツアー中にサイモン・ハウス(キーボード、ヴァイオリン)が脱退してデイヴィッド・ボウイのバンドに行ってしまい。
それを契機にHAWKWINDは解体し、HAWKLORDS名義での活動を始める。
しかしHAWKLORDSとしての創作活動は思ったように進まなかったようで。
そこでお蔵入りになっていたHAWKWINDの音源をそのままHAWKWIND名義でリリースしたのが『P.X.R.5』だったのだという。
一応HAWKWINDの9thアルバムとされているが、いわゆるオリジナル・アルバムに数えてイイのか微妙なポジションの作品ですね。
この時点でのメンバーはデイヴ・ブロック(ギター、ベース、ヴォーカル、シンセサイザー)、ロバート・カルヴァート(ヴォーカル)、エイドリアン・ショウ(ベース:元MAGIC MUSCLE他)、サイモン・ハウス(キーボード、ヴァイオリン)、サイモン・キング(ドラム)の5人。
で、いきなり軽快なドラムに乗せた「Death Trap」から始まる。
ドラムもギターも、なんか、パンクみたい。
実際、パンク/ニュー・ウェイヴからの影響はあった模様。
(主導したのはロバートだろう)
しかしもちろんHAWKWINDはパンク・バンドではない。
「High Rise」みたいに思いっきり重厚な曲もアリ。
その「High Rise」はJ.G.バラードに、「Robot」はアイザック・アシモフにインスパイアされている。
SF的なハード・ポップ、レミー在籍時とはまた趣の違うスペース・ロックに向かう80年代HAWKWIND…の先鞭がここに、というか。
それにしても「High Rise」はドラマティックな名曲だ。
『ACID DAZE』や『THE BEST OF & THE REST OF』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202104article_4.html)に入ってるライヴ・ヴァージョンももの凄くカッコいいよ。
ニュー・ウェイヴ/ポスト・パンク全盛の1979年にあって、『P.X.R.5』は全英59位と、それなりのチャート・アクションを記録した。
…で、俺の手元にあるのは2001年にハンブルクのロック・フィーヴァー・ミュージックという得体の知れないレーベルから出たCD。
ジャケットには”BONUS TRACKS”とある。
そのボーナス・トラックだが…何故かHAWKWINDじゃなくて、MICHAEL MOORCOCK & THE DEEP FIXの1975年作『THE NEW WORLDS FAIR』(の抜粋)という(!)。
まあ参加メンバーはクビになったレミーを除く75年当時のHAWKWIND(+スノーウィ・ホワイト)だから、ほとんどHAWKWINDみたいなもんなんだけどさ。
裏ジャケットには”This compilation…”とあるので、『P.X.R.5』の再発というよりも編集盤みたいな位置付けで出したモノらしい。
権利関係も怪しく、正規のリリースではない模様。
『THE NEW WORLDS FAIR』はもちろん単体で持っているんで、そっちの内容についてはいずれ改めて紹介したいと思う。
まあ俺が生きてる間に実現するとイイけどね。
最近は人生の残り時間の少なさを意識せずにおれん。
(でもまだまだ生きるよ)
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