で、何を今更の超名盤。
俺が初めて買ったジミ・ヘンドリックスのCD。
『AXIS: BOLD AS LOVE』とかはLPで買っていた。
以前紹介した『JIMI PLAYS MONTEREY』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201608article_28.html)とかも。
このアルバムのことを初めて知ったのは80年代の「宝島」誌上で。
そこに載っていたのは英国盤の”裸の女ジャケット”だった。
それで、『ELECTRIC LADYLAND』=裸の女のやつ、という認識がずっと続いていたのだが。
俺の手元にあるのは1991年の国内盤リマスターCD。
「なんだ、地味なジャケットになっちゃってるなあ」と思った。
したらこっちが本来のジャケットで、ジミ・ヘンドリックスは英国盤のジャケットを嫌っていたのだそうで。
権利関係がクリアになった97年以降はすべての再発盤がオリジナル・ジャケットになった…はずだったんだけど、実はその後も裸の女ジャケットの再発盤はあちこちから出ている。
全米1位。
THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE名義の3rdアルバムにしてラスト・アルバム。
実はジミ・ヘンドリックス生前最後のスタジオ・オリジナル・アルバムがコレなのだった。
(何たる寡作!)
スティーヴ・ウィンウッド(オルガン:TRAFFIC)、ジャック・キャシディ(ベース:JEFFERSON AIRPLANE)、アル・クーパー(ピアノ)、クリス・ウッド(フルート:TRAFFIC)、バディ・マイルズ(ドラム)ら、豪華ゲスト参加。
中身についてはホントに今更言うことないよね。
これまでのチャス・チャンドラーではなく、ジミ・ヘンドリックス自身のプロデュース。
LP2枚組(CDは1枚)に、当時のジミ(25歳!)がやりたかったことが片っ端から詰め込んである。
…ようでいて、当時のジミの頭の中にあったアイディアはこんなもんでは済まなかったのでは、という気もする。
ともあれイントロ「And The Gods Made Love」に続いてのソウルっぽいタイトル曲から、ブルーズありファンクありR&Rありポップありバラードありハード・ロックあり、ジャジーなテイストもあり、そしてもちろん掛け値なしにサイケデリック。
ボブ・ディランのカヴァー「All Along The Watchtower」はディラン自身が絶賛。
俺が初めて買ったジミ・ヘンドリックスのレコードはベスト盤LPで、そこには『ELECTRIC LADYLAND』から「Crosstown Traffic」「Come On(Part One)」「Burning Of The Midnight Lamp」「Voodoo Child(Slight Return)」が収録されていたと記憶する。
その時に聴いた「Voodoo Child(Slight Return)」で決定的にぶっ飛ばされたのだったが。
改めてオリジナル・アルバムを聴いて、「ああ、ベスト盤に入っていたあの曲はアルバムのここにこんな風に収まっていたのか」と、何だか感慨深かった。
(曲順もオリジナルの米国盤と裸の女の英国盤では異なっている)
今は『ELECTRIC LADYLAND』を久しぶりにヘッドホンで聴き直しているんだけど、いやあ、ヘッドホンで聴くとクるねえ、このアルバム。
(現時点では素面なんで、あとで泥酔状態とかで改めて聴き直してみたいね)
CDには、モンタレーのステージでギターを燃やすジミ・ヘンドリックスの写真を用いた小さなポスターが付いている。
裏側はこの時のリマスターCD再発シリーズのカタログになっていて。
ああ、この時点では『CRASH LANDING』とかも生きてたんだなあ。
『CRASH LANDING』については、”貴重な音源というばかりでなく、ひとつのアルバムとしての完成度も高い”なんて書いてあるぞ。
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