MOTORHEADから遡ってPINK FAIRIESに興味を持ったは良かったが、レコード屋にはタマがなかった。
当時俺が持っていたのは、75年に録音されて82年にリリースされた再結成ライヴ盤『LIVE AT THE ROUNDHOUSE 1975』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201808article_14.html)、76年の再結成シングル「Between The Lines」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201902article_6.html)、そして87年の再々結成アルバム『KILL'EM AND EAT'EM』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202007article_23.html)だけだった。
あとはTHE DEVIANTS、69年の3rdアルバム『THE DEVIANTS』(https://lsdblog.seesaa.net/article/499477099.html)か。
あ、THE PRETTY THINGSの2枚組(https://lsdblog.seesaa.net/article/201909article_8.html)も持ってたな。
オリジナル・アルバムのLPは何処にも売っていなかったし、CD化もされていなかった。
FOOL'S MATEのサイケ特集で紹介されていたトゥインクのソロ・アルバム『THINK PINK』(70年:https://lsdblog.seesaa.net/article/202109article_27.html)なんか、影も形もなかった。
そこにいきなり登場した、『THINK PINK』以来20年ぶりとなる、トゥインクの2ndソロ・アルバム。
それはもう興奮した。
全然手に入らないPINK FAIRIES人脈の中でも、トゥインクの作品がリアルタイムで新作として入手出来るとか、思ってなかったから。
まあ実際には、トゥインクは80年代後半にトゥインク・レコーズを興し、更に1989年にはPLASTICLANDとのライヴ盤もリリースしていたのだが、当時はそんなことは知る由もなかった。
『LIVE AT THE ROUNDHOUSE 1975』「Between The Lines」『THE DEVIANTS』同様、札幌のU.K.EDISONで購入したはず。
全然知らないメンバーで、(当時の俺が)よく知らなかった、しかし実は過去の名曲ばかりを演っている。
このアルバムでのパーソネルは、トゥインク(ヴォーカル)、ロビー・グラッドウェル(ギター)、ダレル・キング(ベース)、アンディ・ダウディング(ドラム)…の4人。
あとゲストでギターとバッキング・ヴォーカル。
収録曲はTWINK & THE FAIRIES1曲、THE PRETTY THINGS2曲、PINK FAIRIES4曲、TOMORROW2曲、新曲1曲。
この時点で俺が知っていたのはPRETTY THINGS「Baron Saturday」「Balloon Burning」だけだったはず。
しかし、安っぽいハード・ロック風(?)のアレンジに、何も知らない当時でさえ「?」と思った。
(『THINK PINK』からの曲が1曲もリメイクされていないのは、今にして思うと不思議な気がする)
1991年に『THINK PINK』とPINK FAIRIESのベスト盤『PINK FAIRIES』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202011article_24.html)がCD化されたのを皮切りに、70年代のPINK FAIRIES周辺の音源が急速に集まり始め。
『MR.RAINBOW』で再録されていた楽曲の、オリジナルのカッコよさ…に改めてぶっ飛ばされた。
するとますます『MR.RAINBOW』って何だったんだろう…と思ってしまうのだが(苦笑)。
いや、当時は(少なくとも最初に聴いた時は)興奮して聴いてたもんですよ。
Amazonでは2件のレヴューがあって、どちらも五つ星なのには「お前ら耳腐ってんのか?」とか思っちゃうんだけど(笑)。
ロビー・グラッドウェルは、その後スティーヴ・ハーリーと活動。
ダレル・キングはクリス・デ・バーのアルバムに参加しているが、ミュージシャンとして長く活躍することはなかった模様。
アンディ・ダウディングはスージー・クアトロと長く活動している。
そしてトゥインクは何故かイスラム教徒となり、マホメット・アブドラと名乗りつつ、トゥインク名義でのアルバムを出し続けて現在に至る。
(今月80歳)
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