NEW YORK DOLLS/PARIS' BURNING(1993/96)

NEW YORK DOLLS PARIS BURNING.jpgNEW YORK DOLLSのライヴ盤については、13年前(!)に1975年の音源『RED PATENT LEATHER』を紹介したが。
https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1128.html
こちらはバンドがまだ末期的な状態ではなかった頃のライヴ。

80年代からブートとして出回っていた音源だという。
仏スカイドッグが1993年にハーフ・オフィシャル的にCD化。
同年メルダックから国内リリースもされている。
俺の手元にあるのは96年のテイチク盤CDだが、コレはDiscogsにも載っていない。
(メルダックから93年に”ROOTS PUNK COLLECTION”として出ていたスカイドッグ音源の一部が96年にテイチクから”SKYDOG SERIES”として再発されていた)

裏ジャケットには”new york dolls live 1974”とあるが、実際には73年12月23日、LE BATACLANでのステージらしい。
放送用音源が元になっているようで、音質はそれなり。
メンバーはもちろん2枚のオリジナル・アルバムで知られる5人。

『RED PATENT LEATHER』ではその後各メンバーのソロのレパートリーになる曲やカヴァーなどが多く演奏されていたが。
こちらでは当時唯一のアルバムだった『NEW YORK DOLLS』(1973年)からの「Personality Crisis」で始まり、「Looking For A Kiss」など全12曲中7曲が1stアルバムから演奏されている。
翌年リリースされる『TOO MUCH TOO SOON』からも「Stranded In The Jungle」「Chatter Box」「Puss 'N' Boots」が披露され。
そしてオリジナル・アルバムに収録されなかった、THE SHANGRI-LAS「Give Him A Great Big Kiss」(「Give Me A Great Big Kiss」と表記)、マディ・ウォーターズ「Hoochie Coochie Man」(こちらは「Hookie Coockie Man」になっている…)という2曲のカヴァー。
1stからはボ・ディドリーの「Pills」もプレイされているので、カヴァーは計3曲となる。

アーサー”キラー”ケインとピーター・ジョーダンのどっちがベースを弾いていたのかよくわからない状態だった『RED PATENT LEATHER』に較べると、ここでは随所でアーサーのベースがくっきりと前に出ている。
デイヴィッド・ジョハンセンはあちこちでフランス語のMCを交え、サービスに余念がない。
(曲名も「Le Trash」とか「Hoochie Coochie Homme」とか言ってたり)
「Chatter Box」の前では、デイヴィッドがジョニー・サンダースを紹介し、ジョニーは”ワァ~! オーライッ!”と景気よく叫んでから演奏に突入。
みんな元気です。

NEW YORK DOLLSのNEW YORK DOLLSらしいライヴを堪能するなら、『RED PATENT LEATHER』よりもこの『PARIS' BURNING』だろう。
とか言って『RED PATENT LEATHER』を先に紹介して、10年以上経ってからこっちを紹介するこのブログ。
俺には『RED PATENT LEATHER』の、あの腐りかけみたいな感じ(?)もたまらんのですよ…。

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