
先月入手。
最近まで聴けず。
多分THE JACKETS(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_2097.html)以来9年ぶりに買ったヴードゥー・リズム・レコーズの新作じゃないかと思う。
コレもスイスのバンド。
THE JACKETS、THE LOVERS、DEAD BUNNYのメンバーたちによって、2005年に結成されたらしい。
メンバーはサム・シング(ギター、ヴォーカル)、ベティ・ブーズ(ヴォーカル)、C.J.ロウ(ベース)、ブッカー・T(ドラム)の4人。
写真を見ると、サムはJACKETSのベーシスト、サミュエル・シュミディガーのようだ。
ブッカーはDEAD BUNNYのブッカー・T・ベニのこと。
アルバムを聴く限りではベティがリード・ヴォーカルを担当する曲は1曲しかないんだけど、でも正式メンバーみたい。
全員が重度のアルコール依存だとか。
ヴードゥー・リズムのBandcampとか見ると3rdアルバムとなっているが、それ以前のリリースは12inch EP(2008年)と33回転10inch(10年)みたいなので、フル・アルバムとしては1枚目なのかも知れない。
それにしても嫌なジャケットだなあ…。
(ヴードゥー・リズムのオーナー、レヴェレンド・ビートマンの手になる)
バレリーナ姿の男がベースのC.J.ロウ。
ところが、CDのプレイボタンを押してびっくり。
いきなりのメロトロン(!)によるイントロ(メンバーではなくゲストが弾いている)から勢いよく始まる1曲目「Dignity」。
えらくカッコいい。
BandcampではTHE SWEET、CHEAP TRICK、THE NERVES、THE UNDERTONES、BAY CITY ROLLERSのファンにお勧めみたいなことが書いているが、本当にそんな感じ。
グラムとバブルガムとパンクとパワー・ポップの要素を融合させて、そこに90年代以降のガレージもぶち込んだみたいな。
THE JACKETSにも共通する歪んだギター、アンサンブルをリードするぶっといベース、ワイルドに突っ走るドラム、時に何処かうつろなヴォーカルによる、キャッチーでパンクでグラマラスでサヴェージなR&R。
メロトロンの入る「Flowers」はちょっとサイケだったりも。
10曲25分で駆け抜ける。
ミックスとマスタリングはジム・ダイアモンド。
とても良いアルバムです。
やっぱりヴードゥー・リズムのリリースはもっとしっかりチェックしないとだなあ。
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