WARLORD@新宿HOLIDAY

WARLORD.jpg15日。
エピック・メタルの始祖のひとつであるWARLORDが、まさかの来日。

オープニング・アクトその1・MIKE VESCERA'S CRASH AND BURN。
LOUDNESSやイングヴェイ・マルムスティーンで知られるマイク・ヴェセーラが10年ぶりに来日。
ILLUSION FORCEのベーシストを含む日米混成のバックを従えて、全員が白塗りメイクでANIMETAL USAの曲を演る。
『タッチ』とか『エヴァンゲリオン』とか『聖闘士星矢』とか。
30分のセットにドラム・ソロまで入っていた。

オープニング・アクトその2・MinstreliX。
大阪の4人組。
中性的な容姿と声のヴォーカリスト(バンド名通り吟遊詩人風の衣装。基本メタルっぽくない声質と唱法ながら、曲の最後に超絶ハイトーンを聴かせる)をフィーチュア。
ギターが凄く上手い。
約40分。


そして19時35分頃にWARLORDが登場。
WARLORD…と言っても、ほとんどバンドその人だったウィリアム・J・ツァミス(ギター)は4年前に亡くなっていて。
オリジナル・メンバーはマーク・ゾンダー(ドラム:元FATES WARNING)のみ。
2013年当時のメンバーだったジャイルズ・ラヴェリー(ヴォーカル)や、ALCATRAZZ(!)のジミー・ウォルドー(キーボード)らをフィーチュアした、ツイン・ギターの6人編成。
HOLIDAYの小さいステージはメンバーでいっぱいだ。
マークを除けば最古参であるフィリップ・バイノー(ベース)が元ALCATRAZZのスティーヴ・ヴァイのバンドにいたことは、何だか皮肉。

しかし、現在のWARLORDも確かにWARLORDであった。
次々に繰り出される名作『DELIVER US』(1983年)からの楽曲。
「Black Mass」とか「Child Of The Damned」とか。
しかもジャイルズ・ラヴェリー(もっさりした見た目に反し、歌もステージ運びもかなり上手い)、『DELIVER US』楽曲では当時のシンガー、ダミアン・キングにかなり寄せたっぽい歌い方で。
そりゃ盛り上がるよね。
(ただし『DELIVER US』のシケシケな感じは流石に薄く、今っぽい音になっていた)
メンバー中、日本で一番有名と思われる(?)ジミー・ウォルドーは、後ろに控えて堅実なバッキング。

で、マーク・ゾンダー。
短髪で薄毛のおじいちゃん。
(来月67歳)
頭の位置がもの凄く低い。
かなり小柄なようだ。
そしてレギュラー・グリップ。
(ANVILのロブ・ライナー同様)
小さな金物類こそ多いものの、タムはひとつしかない。
見た目だけだと何だかジャズ・ドラマーみたい。
しかしツイン・ペダルを”ドドドドド”と踏みまくる…。

俺はライヴの間、半分はマーク・ゾンダーを見ていたと思う。
スネアとタムとフロアタムで”タカタカダカドコ”というオカズを連発するだけでなく、ツイン・ペダルと多数の金物類(カウベル含む)も組み合わせて、縦横無尽に叩きまくる。
そして、演奏を終えて前に出てきたマーク、本当に小さかった。
半ズボンの小柄なおじいちゃん。
あのおじいちゃんがあのドラムを叩いていたのか…!
WARLORDがエピック・メタルの祖である一方で、マークはプログレ・メタルの重要人物の一人でもある。
いやあ、いいもん見ました。

約1時間半、アンコールなし。
(現メンバーでライヴで演奏出来る曲は演り尽くした、ってことはなかったはずだが)
客電がついたら即退出して帰ってすぐ寝ました。

残念だったのは観客がかなり少なかったこと。
ライヴの内容はとても良かったし、2日目の今日はもっとお客が増えていたならイイな、と思う。

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