EL ZINE VOL.71

EL ZINE VOL.71.jpgはい、EL ZINE最新号、25日発売です。

今回の巻頭特集は「検証:世界初の女性パンク・バンドは何か?」というモノ。
で、そのことについて考察した俺の記事がトップに来ているんだけど。
コレは元々、Yoshi YubaiさんのTHE URGEインタヴューをきっかけに、「そういや世界初の女性パンク・バンドって何だろう。THE SLITSじゃないよね?」と思って記事を書いたら、山路編集長が俺の記事中で”世界初の女性パンク・バンドはひょっとしてコレでは…?”となっている某バンドのインタヴュー記事をMAXIMUMROCKNROLLから見つけてきて、あれよという間に(?)巻頭特集に化けたのでした。
あくまで現時点での諸々の情報を元にした考察だし、肝心なバンドを見落としていたりする可能性もあるので、「コレが世界初の女性パンク・バンドなんですよおおおお!」(←ターザン山本風?)に言い切ることは出来ないのだが。
某バンドのインタヴュー中にもある通り、「もしかしたらカンザス・シティに暮らす女の子たちがROXY MUSICを聴いてバンドを結成し」ていたかも知れないワケで。
(「コレこそが世界初の女性パンク・バンドだ!」という確かな情報をお持ちの方は是非教えてください)
ともあれとても興味深い特集になったと思います。
皆様、是非お読みください。


他の記事も例によって興味深いモノばかり。
ドイツで80年代に結成された2バンド・SCAPEGOATSとUPRIGHT CITIZENSのインタヴューとか。
コロラド州デンヴァーのドゥーム/スラッジ・メタル・バンドORYXのインタヴューとか。
ダーク・ウェイヴと民族音楽をミックスした(!)ブラジルのINSTITUTO DARKWAVE DE MUSICA POPULAR & REGIONALのインタヴューとか。


2009年夏の創刊から今年で16年(このブログや行川和彦さんの「なめブログ」とスタートはほぼ同時期)、相変わらず面白いEL ZINEだけど。
何もかもがアホみたいに値上がりしている世の中、ぶっちゃけ定価700円で続けるのはけっこう難しくなりつつある様子。
正直言って…山路編集長が、50ページ前後のジンの価格を800円にするぐらいなら刊行自体をやめる、という判断をする可能性は決して低くないのでは、とも思っている。
それについて俺が何かを言う立場にはない。
山路氏からの原稿依頼が続く限りは書き続けるだけだ。
俺の連載のネタが尽きるのが先か、EL ZINEが”廃刊”になるのが先か。
永遠に続くモノなどなく、終わりは必ず来るのだから。

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