今回はオリジナル・リリースが1980年のこのアルバム。
しかしグループの発足は70年代に遡るのだった。
1977年、デトロイトでNIKKI CORVETTE AND THE CONVERTIBLESとして結成。
ニッキー・コルヴェットことドミニク・ロレンツ(ニッキーでもコルヴェットでもなかった…)、ロリ・ジェリことロリ・ジャーゼンボウスキ、サリー・ディーの3人組。
中心人物ニッキーは、16歳の時にMC5のライヴを観に行くのを親に止められて家出した、という筋金入りのR&Rガールだったのだそうで。
女性ヴォーカル・グループをバンドがバックアップするというスタイルは、デボラ・ハリーがいたTHE STILLETTOSあたりを参考にしていたのか、とも思ったが、どうもTHE RONETTES+RAMONESというセンだったらしい。
(当時STILLETTOSには音源なかったしな)
ともあれNIKKI CORVETTE AND THE CONVERTIBLESは1977年にシングル「Young & Crazy」をリリース。
俺の手元にあるのは2008年に出たボーナス・トラック入りのCD。
1977年のシングルも収録されている。
アルバム本編以上にガチャガチャした性急なパンク・ロック。
1980年にNIKKI AND THE CORVETTESと改名。
その時点ではニッキー・コルヴェット、ロリ・ジェリ、クリスティ・ケイことクリスティン・コミサーズの3人になっていた。
(アルバムにはサリー・ディー在籍時の曲も収録)
当時ニッキーの彼氏だったピーター・ジェイムズ(元THE RAMRODS~THE ROMANTICS)がプロデュースと作曲とギターを担当し、アルバムがレコーディングされる。
このアルバムについては、俺が今更あれこれ言う必要はないだろう。
とにかくポップでキャッチーな楽曲にパンキッシュな演奏、そこに乗る3人娘の激キュートな声。
ピーター・ジェイムズの貢献度は大きかったと思う。
(こんなにイイ曲書いてたのに、その後大成しなかったのは不思議だ)
2008年の再発にはニッキー・コルヴェットとピーターも関わり、ボーナス・トラック収録だけでなく、オリジナル盤では速過ぎたというピッチが修正されている。
(しかも見開き紙ジャケット)
しかし彼女たちの存在は、早過ぎたのかも知れない。
当時はほとんど評価されなかったという。
1981年にはシングル「I Gotta Move」をリリースしたが(そちらもこのCDに収録)、80年代前半には解散となる。
だがこのアルバムがその後ポップ・パンク/パワー・ポップのマスターピースのひとつとなったことは、これまた言うまでもない。
そしてニッキー・コルヴェットは21世紀に復活を果たすことに。
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