STEVE HACKETT@六本木EXシアター

STEVE HACKETT.jpg本日。
2023年にカール・パーマーを観て以来、約1年半ぶりのEXシアター。
スティーヴ・ハケットを観た。

前日は19時開演だったが、今日と明日は17時開演。
地方民とお年寄りに優しい設定。
しかしまあ暑いこと。

昨年カナダのTHE MUSICAL BOXを観て、古色蒼然たるGENESISミュージックにシビレたが。
今度は正真正銘の元GENESISですよ。
ってかさあ、この2025年に、元GENESISメンバーの中で一番アクティヴなのがスティーヴ・ハケットだ…とか、30年前に言っても誰も信じなかったはずだぜ。
もう10回目の来日。
俺は生ハケットは初めて。

定刻ジャストに開演。
メンバーはスティーヴ・ハケット(ギター、ヴォーカル)、ナッド・シルヴァン(ヴォーカル)、ロジャー・キング(キーボード)、ヨナス・レインゴールド(ベース、ギター)、ロブ・タウンゼンド(サックス、フルート、キーボード)、クレイグ・ブランデル(ドラム)、そしてアマンダ・レーマン(ギター、ヴォーカル)。
まずはナッド抜きの6人が登場。
「People Of The Smoke」からスタート。
スティーヴ本人が歌う。
ソロでは早速ギロギロギロギロとタッピングが炸裂。
75歳というのに、指が動くこと動くこと。
見た目も若々しい。

続く「Circo Inferno」でナッド・シルヴァン登場。
スティーヴ・ハケットの斜め後ろの、なんとも言えん位置に立つんだよね。
ロブ・タウンゼンドの長いサックス・ソロがフィーチュアされる。
で、ハケット御大が手元の紙を見ながら一生懸命日本語でMCするんですよ。
「日本ニ戻ッテ来レテ嬉シイデス」みたいな。

ナッド・シルヴァンがハケてギターが泣くインストゥルメンタル「These Passing Clouds」。
アマンダ・レーマンがハケてナッドが戻り「Devil's Cathedral」。
このへんからスティーヴ・ハケットが「Thank you so muchゴザイマス」というMCを連発してウケる(笑)。

アマンダ・レーマンが戻って「Every Day」。
一際大きな歓声。
この曲の途中でナッド・シルヴァンが退場して、彼の第1部の出番はここまで。
アマンダもハケて、残る5人で「Tower Struck Down」。
そこからヨナス・レインゴールドのベース・ソロ。
クレイグ・ブランデルが加わってジミ・ヘンドリックス「Voodoo Child」イントロのフレーズで観客の手拍子を誘う。
バンドが戻って、スティーヴ・ハケット自身が歌う「Camino Royale」。
ロブ・タウンゼンドの長いサックス・ソロがフィーチュアされ、その間御大は座って休む…。
(その後凄いギター・ソロ)

そしてアマンダ・レーマンの素晴らしい歌声をフィーチュアした「Shadow of The Hierophant」で、スティーヴ・ハケットのソロ曲による第1部終了。
ここまで1時間弱。
25分休憩。
トイレに行ってバーでビールを買って喫煙所に行く。

25分とか言って、30分ぐらい出てこないかな…と思っていたら、本当に25分で暗転して第2部スタート。
ここからはもちろん(?)GENESIS大会だ。
あのピアノのイントロから「The Lamb Lies Down On Broadway」!
思わず「おおっ」となる。
そのまま「Fly On A Windshield」「Broadway Melody Of 1974」と、アルバム『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』冒頭の流れを再現。
ナッド・シルヴァンはお立ち台に立ったりするが、その台もステージ最後方なんだよね…。

一気にアルバムB面に飛んで「Hairless Heart」、そしてアマンダ・レーマンが登場してナッド・シルヴァンとのツイン・ヴォーカルを聴かせる「Carpet Crawlers」。
これまた「うおお」となる。
続いて「The Chamber Of 32 Doors」。

サックスにフルートにキーボードにと大活躍のロブ・タウンゼンドは、ピーター・ゲイブリエル時代のGENESISでフィル・コリンズが務めていたツイン・ヴォーカル/コーラス役も担当。
アルバムC面から「Lilywhite Lilith」「The Lamia」と来て、D面ラスト「It」で大盛り上がり。
ここまで約40分。
このへんは「ふーん、なるほど」と思いながら聴いていた。
例えばピーター・ゲイブリエルが今『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』から何曲か、40分でダイジェストにするとしたら、多分ここでのスティーヴ・ハケットとはかなり、ひょっとしたらまるっきり違う選曲になるのでは…とか思いながら。

そして「Supper's Ready」だ!
もちろん昨年THE MUSICAL BOXが70年代のオリジナル通りに演ったのを観ているが。
こっちは当のオリジナル・メンバーが、基本昔のヴァージョンを尊重しながらも、今のメンバーとテクノロジーとアレンジで再構築したヴァージョン。
30分近くあった。

それにしてもナッド・シルヴァン。
GENESIS曲のセットではめちゃくちゃピーター・ゲイブリエルに寄せた歌い方。
MUSICAL BOXのドニ・ガイエに決して負けてない。
そして単なるそっくりさんではなく、いいヴォーカリストだと思う。

あと、ヨナス・レインゴールドがスティーヴ・ハケットと一緒にギターを弾くパートとかを聴くと、PAGEANTがいかにGENESISから多大な影響を受けていたかということを改めて感じた。

ライヴ本編が終わった時点で19時35分。
うおお、アンコール1曲目が「Firth Of Fifth」。
クレイグ・ブランデルのドラム・ソロが5分ほどあって、そこからアマンダ・レーマンを含む6人で「Los Endos」。
2本のギターもロブ・タウンゼンドのサックスもフルに炸裂して、終盤に登場したナッド・シルヴァンのヴォーカルが全然聴こえなかったのはちょっと残念。

アンコールが終了した時点で20時を過ぎていた。
アンコール自体が30分近くあり、休憩はあったにせよ3時間を超えるライヴだった。
スティーヴ・ハケット75歳、すげえな。
「Watchers Of The Skies」はなかったけど、それでもお腹いっぱいでした。


帰宅してから夕食だと遅くなり過ぎるな…ということで、駅に向かう途中にあった「はなまるうどん」に入る。
…結局吉野家ホールディングスかい!
ともあれ、もう寝ます。

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