フィンランド南部トゥルクのルイッサロ国立公園で1971年8月20~22日にかけて行なわれたフェスティヴァル「RUISROCK FESTIVAL」(あるいは単に「TURKU ROCK FESTIVAL」)の2日目、8月21日。
コレはフィンランド初のポップ/ロック系野外フェスティヴァルにしてヨーロッパでは2番目に古いフェスティヴァルで、現在まで続いているという。
(この年は他にJEFF BECK GROUPやCANNED HEATやJUICY LUCYやFAIRPORT CONVENTIONが出演していたとのこと)
国立公園だけあって、非常に景色の美しい場所だったそうで。
以前このブログで紹介した『LIVE AT WEELEY』(1999年:https://lsdblog.seesaa.net/article/202102article_17.html)の約1週間前の演奏。
「WEELEY FESTIVAL」とは違い、PINK FAIRIESは正式にブッキングされて出演した様子。
(当時HAWKWINDとPINK FAIRIESは、フェスティヴァルのゲート前とかで勝手に演奏するというゲリラ・ライヴをよくやっていた。当然ノーギャラで、レミーはそれが気に入らなかったとか)
この少し前にトゥインク(ドラム、ヴォーカル)が脱退していて、当時のメンバーはポール・ルドルフ(ギター、ヴォーカル)、ダンカン”サンディ”サンダーソン(ベース)、ラッセル・ハンター(ドラム)という、元THE DEVIANTSの3人。
(ブックレットにはトゥインク在籍時の4人編成の写真もフィーチュアされているが)
ラッセルはJUICY LUCYのドラム・キットを借りての出演だったという。
音質は『LIVE AT WEELEY』よりもかなり良い。
(フィンランド国営放送の音源)
THE BEATLESカヴァー「Tomorrow Never Knows」、そして「The Snake」(「WEELEY FESTIVAL」よりもかなり短い6分半)、「Uncle Harry's Last Freakout」(これまた「WEELEY FESTIVAL」よりもちょっと短い20分)という選曲は『LIVE AT WEELEY』と同じだが。
こちらにはTHE VENTURESカヴァー「Walk Don't Run」(13分半)が入っている。
演奏は超強力。
荒々しくヘヴィ。
トゥインクが脱退し、デビュー当時のツイン・ドラムという特色こそ失われているが、「The Snake」での突進ドラム(ラッセル・ハンターってホント上手いのか下手なのかさっぱりわからない…)+ギターとベースを聴く限り、当時のPINK FAIRIESがトリオという小編成でとんでもない爆音ハード・サイケをぶちかましていたことが痛感される。
THE DEVIANTS加入当時は初心者だったダンカン・サンダーソンは、「Walk Don't Run」後半ではジャズを思わせるグルーヴィーなフレーズを紡いでいるし。
そしてポール・ルドルフは随所で歪んだギターを存分に炸裂させる。
(この人70年代後半までイギリスで活動していて、その後90年代にトゥインクとPINK FAIRIES名義を復活させるまでは地元カナダでバイク屋をやっていたという…)
ライナーノーツはラッセル・ハンターが書いている。
(国内配給盤のライナーは奥村裕司氏)
21世紀に入り、ポール・ルドルフはPINK FAIRIES名義を再び復活させ。
一方ダンカン・サンダーソンは既に亡く。
ラッセル・ハンターはどうしていることか。
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