編集盤というか、スティーヴン・キング原作の映画『MAXIMUM OVERDRIVE』(邦題は”地獄のデビル・トラック”…!)のサントラとしてリリースされたのだった。
キング氏がAC/DCのファンだったことからこのようなリリースが実現したのだそうで。
(ぶっちゃけ映画は観たことない)
「Who Made Who」「D.T.」「Chase The Ace」が新曲。
「Ride On」が『DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP』(1976年)から。
(ボン・スコット時代の曲はコレだけ)
「You Shook Me All Night Long」と「Hells Bells」が『BACK IN BLACK』(80年)から。
『FOR THOSE ABOUT TO ROCK(WE SALUTE YOU)』(81年)からはタイトル曲。
そして「Sink The Pink」「Shake Your Foundations」が当時の最新作『FLY ON THE WALL』(85年:https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_332.html)から。
おお、ちょっとしたベスト盤っぽい内容。
いやまあ、9曲38分しかないけど。
何と言っても新曲「Who Made Who」に尽きる。
曲も素晴らしいが、何より無数のアンガス・ヤングが登場するPVが素晴らしかった。
(CGなんて普及していない1986年、当然エキストラによる人海戦術)
「D.T.」と「Chase The Ace」はインストゥルメンタル。
AC/DCのインストゥルメンタルってのもなかなかレア。
ずっしり重い「D.T.」。
ノリのいいミドル「Chase The Ace」。
しかも新曲3曲、久々にハリー・ヴァンダとジョージ・ヤングのプロデュースだった。
「Ride On」を聴くと、ヘヴィ・メタル扱いされがちなこのバンドが、実のところブルーズに根差したR&Rバンドに他ならなかったことがよくわかる。
いきなりボン・スコットが歌う曲が1曲だけ挿まれるのは、アルバムの流れ的には違和感アリだけど。
この曲、いや他の曲も、実際に映画の中で全部使われたんだろうか。
(使われたらしい)
変則的なアルバムながら、『WHO MADE WHO』は全英16位、全米33位とかなりのヒットを記録。
当時のAC/DCはあまりパッとしなかった印象を持たれがちなものの、1986年夏の全米ツアーは全公演ソールドアウトだったという。
次のオリジナル・アルバム『BLOW UP YOUR VIDEO』(88年:https://lsdblog.seesaa.net/article/501452554.html)までは2年、『FLY ON THE WALL』体と3年のブランクが空くことになるが、『BLOW UP YOUR VIDEO』ではこのサントラでの新曲3曲に続いてハリー・ヴァンダ&ジョージ・ヤングがプロデュースを担当するのだった。
ところで近年の演奏をネットで見ると、アンガス・ヤングは「Thunderstruck」の細かいリフを全然弾けてない。
すると今では「Who Made Who」のリフも…。
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