札幌在住のシンガー/ギタリスト、ハシモニュウ。
初音源だったCD-R「hasymonew」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_77.html)以来、16年にわたって(!)CD-Rやミニアルバム、バンド名義の作品など紹介してきたのだが。
ソロ名義でCDとしてのフルアルバム・リリースは、何と今回初めてなのだそうで。
歪まないエレキギターでの弾き語り。
曲によってはアコースティック。
あと「Fappy」ではバスドラらしき音が聴こえる。
オーヴァーダブは最小限に抑えられている模様。
独特なハイトーン気味の声質は昔から変わらないが。
初期に較べると、声を張って歌うようになった。
ギターも弾き語りの伴奏をとっくに抜け出して、「Moanin' Morning」の間奏(あと変拍子のギター・リフ)や「エジプトで猫~拝啓ティーンクラブ~」のエンディングなどではかなり激しくも何処か奇妙な弾きまくりを聴かせる。
(敢えて歪ませないところに明確な意思を感じるような)
シャウト気味の歌唱やノイジーなギターなどもフィーチュアしたバンドでの活動などを経て、バンドでの感覚が弾き語りに統合されたとでもいうか。
そして”東京まで40分くらいならいいのに”(「東京」)や”ひがまない 暇がない ひがまない”(「LikeでLoveでRespect」)、”嘘でもいいから優しくなりたい”(「イファイイフュー」)といった、時にシュールだったりユーモラスだったり、時にはストレートだったりもする歌詞。
ちょっと聴き”暗い”、一方でそれを奇妙に薄明るい感じに聴かせていた初期に較べて、よりストレンジでイマジナティヴな奥行きを獲得したような気がする。
「真夏のクリスマ」(クリスマ?)「イファイイフュー」「ちっちゃ皿ライチ」「Fappy」「ファームン」など、少し不思議(SF)で意味不明な曲名もユニーク。
(あと構図もピントも謎なジャケット写真も)
何しろ初CD-Rから既に16年。
醸されてきたモノがソロとして結実するには十分な年月だったと思う。
CDだけでなく各種配信でも聴けるので、興味のある人はチェックしてみてください。
…と、東京(赤羽)まで40分のところに住んでいる俺は思うのだった。
『I like your ghosts』、5日から発売中。
この記事へのコメント