『イラストでわかる 症状別 認知症の人にはこう見えている』

認知症の人にはこう見えている.jpg3月に出た『イラストでわかる シーン別 うつの人にはこう見えている』(https://lsdblog.seesaa.net/article/512221299.html)に続く1冊。
認知症専門医・聖路加国際大学臨床教授・名城大学特任教授・いのくちファミリークリニック院長:遠藤英俊監修『イラストでわかる 症状別 認知症の人にはこう見えている』、19日発売です。
”執筆協力”としてお手伝いしました。

”本書は5章からなり、第1章は認知症の理解、第2章は記憶と認知機能の理解、第3章では認知症の様々な体の症状や特有の行動を理解します。第4章は認知症と気持ちのゆれや心について、第5章では認知症の人とのかかわり方について理解します”
(”はじめに”より)

…といった具合で、認知症についての理解を深め、認知症の人が何故周囲から見て不可解な行動をとることがあるのかを解説し、対応に役立ててもらおうという1冊です。
現在の認知症ケアでは認知症=何もわからなくなってしまう、という考え方はされておらず、認知症になっても最後までその人らしく生きてもらえるように、という”パーソン・センタード・ケア”が大切にされていて、ではそのためにはどのようにすればよいのか…ということも解説されている。
例によって、イラストレーター・ふじいまさこさんのユル~いイラスト付きで。
(イラストや漫画で認知症を解説する本はたくさん出ているけど、この本はふじいさんのイラストのおかげで深刻そうなケースでもそんなにビビらずにすんなり理解出来るのではと)

発達障害やうつと違って、認知症については当事者が自分の状態を説明するようなことはレア。
なので正直、この本で認知症のすべてがわかるとかではないだろう。
この本のあとがき(”おわりに”)にも、”かの有名な認知症研究の権威である長谷川和夫先生でさえ、90歳を超え、認知症が発症されると、認知症になって初めて認知症の人のこと(気持ち)がわかったと発言されています”とあるぐらいで。

それでも、まず何より認知症の人を理解しようと努め、その気持ちに寄り添おうと努めることが大切。
何しろ認知症とそのケアは他人事じゃないからね。
俺の母親も来月81歳で、いつ認知症になったっておかしくない。
(あと本の中には、例によって俺自身が見たり聞いたりしたケースも盛り込まれていたりします)

興味や関心のある人は、是非手に取ってみてください。

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