9月に転倒して脳出血を起こしていたとのこと。
74歳。
言わずと知れたKISSのオリジナル・ギタリスト。
ジーン・シモンズ&ポール・スタンレーよりもエース・フレーリーかピーター・クリスのどちらかが先に逝くのでは、と予想はしていたのだが。
しかしあまりに早い。
後年のスタジオ作ではリード・ギターを他のギタリストが差し替えることも度々で、テクニカルなギタリストとは決して言えなかったものの。
しかしシンプルにしてキャッチーなリフを生み出す才能が後世のハード・ロック/ヘヴィ・メタル系ギタリストに与えた影響はとんでもなく大きい。
あのスティーヴ・ヴァイが心のこもった追悼コメントを寄せていることが、それを何より象徴していると思う。
何よりテクニック云々以前に(?)ファンを魅了した、その強烈なヴィジュアル・イメージ。
70年代前半~半ばにかけてのアメリカのグラム・ロック系バンドで、NEW YORK DOLLSをはじめとしてほぼ女装に近い服装やメイクのバンドは別に珍しくもなかったが。
『HOTTER THAN HELL』裏ジャケットの写真や、『DESTROYER』ジャケットのイラストに見られる、あのナヨッとした感じ。
イギリスならいざ知らず、基本的にマッチョイズムに支配されていたアメリカの、それも男根主義の塊のような70年代のハード・ロック・シーンにあって、エース・フレーリーのあのたたずまいがどれほど斬新であったことか。
そして『ALIVE!』(画像)ではジャケットの中央に位置する雄姿。
KISSの数多の名曲の中にあってそう多くはなかったとはいえ、「Cold Gin」をはじめとする印象的な名曲があり。
シンガーとしても独特の味わいがあった。
リアルタイムで聴いた初のKISSがエース・フレーリーもピーター・クリスもいない『LICK IT UP』(1983年)だった俺は、KISSの大ファンなどではまったくないのだが。
70年代からのファンのショックはいかばかりか。
ピーター・クリス79歳。
(彼はこの12月に80歳)!
ジーン・シモンズ76歳。
ポール・スタンレー73歳。
残る3人には出来る限り長生きしてほしいモノだ。
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