アルバム『THE GAME』(1980年)に伴うツアー。
『THE GAME』ジャケットではフレディ・マーキュリーが初めて短髪&ヒゲというルックスになり。
そしてこのツアーで、フレディは初めてそのルックスで観客の前に姿を現したのだった。
ちなみに南米ツアー前、2月には4回目の来日を果たしている。
「We Will Rock You」(のハード・ロック風なヴァージョン)から「Let Me Entertain You」というオープニングは2年前の公式ライヴ盤『LIVE KILLERS』と同じだが、そこから先はかなり違っている。
それもそのはず、彼らは『LIVE KILLERS』の後、1980年にはオリジナル・アルバム『THE GAME』とサントラ盤『FLASH GORDON』とアルバムを2枚も出していて。
そして『THE GAME』からは「Crazy Little Thing Called Love」(全米1位:https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1051.html)、「Another One Bites The Dust」(全米1位)、「Play The Game」(全英14位)、「Save Me」(全英11位)とヒット曲を連発し、『THE GAME』も全米・全英で1位となっていたのだから。
(結局全米チャートではこのアルバムが唯一の1位となった)
ここでは、『LIVE KILLERS』との重複は全22曲中12曲、次のライヴ盤『LIVE MAGIC』(86年)との重複は6曲となっている。
もちろん上述のヒット曲は全部演奏。
『THE GAME』楽曲だけでなく、『FLASH GORDON』からも「Flash's Theme」が披露されている。
この選曲は多分この頃だけだろう。
収録された音源と関係ない時期の写真がジャケットに使われていることもある”ALIVE THE LIVE”シリーズだが、このアルバムのジャケットではフレディ・マーキュリーが”FLASH”と書かれたTシャツを着ていて、まさにここに収録されたライヴと同時期の写真であることがわかる。
それにしてもサンパウロのオーディエンスの熱気が凄い。
「Love Of My Life」での観客の大合唱!
途中でフレディ・マーキュリーもブライアン・メイも沈黙して観客の大合唱だけが響くところがあるが、コレ、フレディもブライアンもまさかポルトガル語圏のオーディエンスが「Love Of My Life」を英語で大合唱するとは予想もせず、びっくりしていたのでは、と。
(この時期の他のライヴ音源を聴いたことないからわからんけど)
ちなみにこの時の観客数は72000人だったらしい。
72000人の大合唱…。
(このCDの英文ライナーでは131000人となっているものの、ESTADIO DO MORUMBIの収容人数が72000人だそうで)
そして以降のQUEENの活動では、南米ツアーが恒例となる。
ファンキーな「Another One Bites The Dust」の商業的成功が、彼らによりダンサブルな次作『HOT SPACE』(1982年:https://lsdblog.seesaa.net/article/201609article_18.html)を作らせることになるのだったが。
一方でこの時点でのQUEENは、まだ一級のハード・ロック・バンドでもあったと思う。
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