60年代末から70年代前半にかけてフランクフルト周辺で活動していたバンド・MY SOLID GROUND、唯一のアルバム。
(00年代に入って未発表音源なども出ているが)
ライナーノーツを書きました。
1968年結成。
その後ベルンハルト・レンデル(ギター、ヴォーカル)とインゴ・ヴェルナー(オルガン、ピアノ)を中心とする編成が固まり、ライヴ・バンドとしてフランクフルト周辺で人気となる。。
アルバム『MY SOLID GROUND』をリリースしたのが71年。
A面1曲目「Dirty Yellow Mist」は13分に及ぶ大曲で、インゴ・ヴェルナーが一人で書いたこの曲は『UMMAGUMMA』前後のPINK FLOYDからの多大な影響を感じさせる。
一方ベルンハルト・レンデル作の楽曲はブルーズ・ロックの根っこを残したハード・ロック、サイケデリック、プログレッシヴ・ロックが混ぜ合わさったような。
イギリスやアメリカのロックの影響を1~2年遅れぐらいで受容しながら方向性を模索していた、当時の旧西ドイツのローカル・バンドの試行錯誤がそのまま伝わるような、非常に興味深い内容になっています。
『MY SOLID GROUND』録音後、リリース前の1971年6月にレコーディングされたボーナス・トラック4曲収録。
ボーナス・トラックの「Short Waves」なんて、曲名だけ見たらCANみたいだよね。
『MY SOLID GROUND』での編成は1970~72年頃までしか続かず。
結局バンドは74年に解散している。
しかし『MY SOLID GROUND』はその後何度も再発。
ピンクの豚人間(PINK FAIRIESみたいな…)がうじゃうじゃいるジャケットはB級感丸出しながら、中身はかなりナイス。
皆様、是非お聴きください。
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