秘された訃報

HIGH RISE.jpgHIGH RISEのギタリスト・成田宗弘が亡くなっていたという。
それも、2022年7月3日に。
3年半以上前に亡くなっていたのか…。
癌による短い闘病の末だった、とのこと。
1959年11月生まれだそうなので、62歳だったはず。
遅れてきた訃報としては、裸のラリーズ・水谷孝以来のショックだ。

以前にも書いたが、俺が初めて成田宗弘の演奏を聴いたのは、HIGH RISEの1stアルバム『PSYCHEDELIC SPEED FREAKS』(1984年)だった。
それは知人から送られてきた、複数回のダビングを経たと思われるカセットテープで。
アルバムのリリースから10年後ぐらいだったはず。
とんでもない衝撃だった。
ぶっ飛んだ。

HIGH RISE以外にも、兇悪のインテンションやGREEN FLAMES、そしてソロなど。
強烈に歪みまくった成田宗弘のギターは、まさに”Psychedelic Speed Freaks”としか言いようのない爆音と加速感で。
素面でも強制的にトリップさせられる、極悪極まりない演奏。
飲んで聴けばなおさら。
(今夜も酒を飲みながらHIGH RISEを聴き続けている)

本人は、爆音ギタリストだけで片付けられる(?)つもりはなかったのかも知れない。
HIGH RISE以外での、自ら歌ったりヴォーカロイドをフィーチュアしたりといった試みに、それが顕れていたような気がする。

ともあれ軽々しく唯一無二などというのも憚られるような存在だったと思う。
HIGH RISEが最後にオリジナル・アルバムをリリースしてから既に30年近く、ライヴ盤『PSYCHOBOMB-U.S.TOUR 2000-』(https://lsdblog.seesaa.net/article/202107article_14.html)からも25年以上が経過…解散したという話は聞いたことがないものの。
成田宗弘の死を以て、HIGH RISEは終わったと考えるしかないのだろう。

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