INSTANT DRONE FACTORY/LIVE(2007)

INSTANT DRONE FACTORY.jpgINSTANT DRONE FACTORYは、ドイツ南西部のマンハイムで、ドイツ人のフランク・ジンゲレイト(音楽ライターでもあるという)とイタリア人のアンドレア・タバッコを中心に活動したバンド/プロジェクト。
2006年に1stアルバム『CRITICAL MASS』をリリースしている。

で、コレは彼らの2ndアルバムにして、2006年9月2日、FAUST主催の「SCHIPHORST AVANTGARDE FESTIVAL」(3日間の2日目)に出演した際のライヴ盤。
同じくフェスティヴァルに出演していたMARBLE SHEEP…のリズム・セクションを迎えた編成となっている。
フランク・ジンゲレイト(ギター、ギター・シンセサイザー)、アンドレア・タバッコ(ギター、ヴォーカル)、宮崎理絵(ベース)、沢田守秀(ドラム)、トマス・ヒンケル(シンセサイザー、フルート)の5人。
第二次世界大戦中の三国同盟みたいな(?)。
インサートのステージ写真はマニ・ノイマイヤーとの活動で知られるルイージ・アルケッティによる。
この時のフェスティヴァルでは出演した全バンドのステージが録音されたというが、音源としてリリースされたのはINSTANT DRONE FACTORYが最初だったという。

”All tunes composed live on stage by all band members”とクレジットされている。
つまり完全即興。
(ダモ鈴木言うところの”インスタント・コンポージング”というやつだ)
リハーサルなしの演奏をノーカットで収録し、オーヴァーダビングは一切行なっていないとのこと。
2008年にキャプテン・トリップ・レコーズから国内配給された際は、宮崎理絵と沢田守秀がライナーノーツを寄稿。
(沢田はフェスティヴァルの主催者であるFAUSTのジャン=エルヴェ・ペロンからコメントをもらってライナーに盛り込んでいる)
宮崎曰く”音での会話をステージで”という意志の元に行なわれたセッションという。

宮崎理絵の重いベース(ミックスの関係か、やや小さめなのだが)、シンプルなセットからは信じられない沢田守秀の多彩なドラムに乗せて、ギターとシンセとフルートが乱れ飛び。
そしてアンドレア・タバッコがしわがれたというかだみ声というか、そんな声で歌い叫ぶ。
(時々キャプテン・ビーフハートみたいな感じに。そしてMCでは全然声が違う…)
コレで長いと少々キツく感じるのではと思ったりもするものの、4曲で約46分という尺(長い曲は19分半、短い曲は5分弱)なのでけっこう聴きやすい。
何より各メンバーが一期一会のセッションを楽しんでいる様子が伝わる。

INSTANT DRONE FACTORYは「SCHIPHORST AVANTGARDE FESTIVAL」出演の数日後にスタジオでレコーディング。
その時の音源は2011年に3rdアルバム『HO AVUTO PAURA DEL MARE』としてリリースされた。
それを最後に活動を終了した様子。
今ではHPも消えている。

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