NUUK/NACHTS IN SCHWARZER SEILBAHN NACH WALDPOTSDAM(1998)

NUUK.jpg1981年から活動して膨大なリリースがあるミュージシャン兼作家マックス・ゴルトことマティアス・エルンストと、現代音楽とテクノを股にかけるミュージシャン/作曲家ステファン・ヴィンクラーのユニットによる唯一のアルバム。
NUUKという奇妙なユニット名はグリーンランド(最近話題の…)の先住民の言語であるカラーリット語で核兵器のことを指すらしい。
アートワークがグリーン主体なのはそのせい?
(ひょっとしたら全然関係ないかも知れないけど)
ちなみに同名のバンドがあと二つぐらいある。

90年代にキャプテン・トリップ・レコーズがマックス・ゴルトのソロやFOYER DES ARTS名義のアルバムを多数国内配給していて。
コレはそれらの中のひとつだった。

タイトルを直訳すると”ヴァルトポツダム行きの黒いケーブルカーでの夜”となる。
邦題は”ヌ~クな世界”。
作曲はすべてステファン・ヴィンクラーによる。
作詞とリード・ヴォーカルがマックス・ゴルト。
チェロやヴィオラやヴァイオリンや女性コーラスなどのゲストが参加しているが、音作りは基本的にサンプリング・シンセと打ち込み中心。
で、シャンソン(ドイツ語だけど)あるいは戦前のジャズ・ヴォーカル+エレクトロニカみたいな、ポップでユルく、何処か奇妙な楽曲と歌が続く。
時々ダンサブル。

ソロ作やFOYER DES ARTSでも聴かれるマックス・ゴルトのソフトかつ朗々とした歌声が実にイイ湯加減。
声を張らない時のファルコに通じるような感じというか。
ファルコはラップ中心で時々歌うというスタイルだったが、マックスもこの頃のソロ・アルバムでは歌わずに朗読中心だったので、やはり通じるモノがないでもない。
(音楽自体の方向性は全然違うけど)

NUUKとしての活動はこの1枚きりだったが。
マックス・ゴルトもステファン・ヴィンクラーも、現在もそれぞれに活動を続けているはず。

この記事へのコメント