
18日の朝、川越市内で、ガソリンスタンド待ちの車列に並んでいる間にガス欠となり、車を押している人を見た。
かくいうこちらもガソリンの残量が心もとなくなってきたので、昨夜意を決して給油の列に並ぶことにした。
道路の左車線を走って、全然動かない渋滞に突き当ったら、その先にはガソリンスタンドがあるだろう。
ところが。
狭山、川越と、車はすいすい流れていく。
沿道には「品切れ」「入荷未定」「閉店」などと貼り出された、真っ暗なガソリンスタンドばかり。
しかし、254号線を川島町に入ってすぐに、遂に車列はぴくりとも動かなくなる。
この時点では、前方にガソリンスタンドの影も見えない。
(当たり前だ、夜なんだから。”影も”ではなく、灯りも見えない、というのが正しい)
それが20時台前半のこと。
その後、ただひたすらに待ち続ける。
FMを聴き、震災関連のニュースがなければCDを聴き、またFMに切り替え、車の窓を開けて煙草を吸い、時々外に出て前方を注視。
22時過ぎにガソリンスタンドの灯りが見えた、と思ったのが実はセブンイレブンだった…というのを確認出来たのが23時過ぎ。
ようやく…ようやくガソリンスタンド(セブンイレブンの更に100メートルほど先)にたどり着いたときには、日付が変わっていた。
給油は1台3000円、と申し渡されたが、こちらもギリギリで給油するつもりはなく、何しろ待てる時間のある時に並んでおかなければなるまい、ということで余裕を見ておいたので、3000円弱で無事満タンにすることが出来た。
ここまで約4時間。
恐ろしい現実だ。
まるで旧ソ連のようだが、しかしコレがまぎれもない今の現実だ。
ガソリンあって当たり前、電気があって当たり前、という、実は根拠の薄かった現実認識に、自然の猛威という奴がとんでもないパワーで冷水を浴びせかけた。
多分数年もしないうちに、俺も含め誰もが教訓を忘れるだろう。
そしてまた困り果てる日がくるに違いない。
湘南新宿ラインが動かない今、近いと思っていた東京はもの凄く遠く感じる。
当分都内に出かけることはないだろう。
通販にますます拍車がかかりそうな予感。
ってか今日もう何枚かオーダーしちゃってるんだけど。
ところで、自分の住んでいる街から富士山が見えるということを知ったのは、住み始めて10年も経ってからだった。
追記:
そして俺たちは、10年もしないうちにマスクが売ってない、消毒液が売ってない、トイレットペーパーが売ってないなどという事態に直面することになったのだった。
(2023.5.14.)