EL ZINE VOL.75

EL ZINE VOL.75.jpgはい、EL ZINE VOL.75、20日発売です。


今回はこの9月に初期のドラマーだったヴィヴ・プリンスが亡くなったのを受けて、THE PRETTY THINGSについて書きました。
THE ROLLING STONESから派生した英国ビート・グループにして、CHANTS R&Bなど同時代のプロト・パンク勢にも、PACKなど70年代のパンク・バンドにも、そして80年代以降の多くのガレージ・パンク・バンドにも絶大な影響を与えた、プロト・パンクの最重要バンドのひとつです。
皆様、是非お読みください。

ただし…1ヵ所間違えています。
THE PRETTY THINGSの2回目の来日は、2019年じゃなくて16年だったよな。
本が出来てから気が付いた…。
(とほほ)


表紙と巻頭は、今ではヴィジュアル・アーティストとして活躍しているCRUCIFIXのベーシスト、マット・ボルーソ。
(インタヴュアーはYoshi Yubai氏)
他にも、南米出身のトランスジェンダー女性がシンガーを務めるロンドンのハードコア・バンドTRAIDORAのインタヴューとか。
毎年恒例「レコード屋さんのオススメ音盤」とか。
豪華メンバーがそろったパンク/パワー・ポップ・バンドthe SUNのインタヴューとか。
これまた豪華メンバーの”2025年型SOUL PUNK TRIO・QUINDEMBOSのインタヴューとか。
チェコでD-Beatやクラストをリリースし続けるレーベル、フォビア・レコーズのインタヴューとか。
(おお、マルタ・クビショヴァについても語っている)
今回も読みごたえアリの1冊です。

TANGERINE DREAM/RUBYCON 50th ANNIVERSARY EDITION

TANGERINE DREAM RUBYCON.jpg11月25日リリースとアナウンスされていたが、入荷が遅れたそうで。
(海外でのリリースが11月28日だから、国内で25日は無理があったような…)
TANGERINE DREAM、1975年の名作『RUBYCON』の”50th ANNIVERSARY EDITION”。
なんとCD5枚組のBOXセット。
ライナーノーツを書きました。

ディスク1はリマスターされた『RUBYCON』。
ボーナス・トラックとして、近年発見されたテープをスティーヴン・ウィルソンがリミックスした「Rubycon(extended introduction)」が収録されている。

ディスク2と3は『RUBYCON』制作前のツアーから、1974年10月27日、ロンドンのRAINBOW THEATREでのライヴ。
MCとしてジョン・ピールも登場。
ここまでのバンドはもちろんエドガー・フローゼ(メロトロン他)、ペーター・バウマン(オルガン他)、クリストフ・フランケ(シークェンサー他)という”黄金トリオ”。

そしてディスク4と5は『RUBYCON』リリース直後のツアーから、1975年4月2日、こちらもロンドン、ROYAL ALBERT HALLでのライヴ。
ここでは中東に旅行に出かけてしまっていたペーター・バウマンに代わって、元AGITATION FREEのミヒャエル・フーニッヒ(シンセサイザー他)が参加している。

5枚組とあって値も張るし、TANGERINE DREAMのマニアックなファンだけしか用がないように見えるかも知れないが…いやいや全英10位を記録したTANGERINE DREAM代表作中の代表作、このBOXセットを入門編として聴く人がいても全然OKだと思う。
何しろ編成はバンド史上の”黄金トリオ”で、全作中でも一番チャート・アクションが良かったアルバム、つまりMOTORHEADで言ったら『ACE OF SPADES』みたいなもんなんだから。
(おい、たとえがおかしいぞ)

ざっくり電子音楽トリオな印象があるTANGERINE DREAMだけど、クリストフ・フランケがベーシックなシークェンス・フレーズ、エドガー・フローゼがメロトロンその他、ペーター・バウマンがピアノやオルガン…みたいなパート分けがあり。
(もちろん普通のバンドのギター、ベース、ドラムみたいに厳密に分担されていたワケではないが)
英文ブックレットには各ディスクでのメンバーの使用機材もクレジットされているので、それを見ながら聴くとより興味深く楽しめるかもです。
(1974年と75年のライヴで使用機材の量が全然違う)

MY SOLID GROUND/MY SOLID GROUND

MY SOLID GROUND.jpg10月25日リリースとアナウンスされていたんだけど、入荷が遅れたそうで。
60年代末から70年代前半にかけてフランクフルト周辺で活動していたバンド・MY SOLID GROUND、唯一のアルバム。
(00年代に入って未発表音源なども出ているが)
ライナーノーツを書きました。

1968年結成。
その後ベルンハルト・レンデル(ギター、ヴォーカル)とインゴ・ヴェルナー(オルガン、ピアノ)を中心とする編成が固まり、ライヴ・バンドとしてフランクフルト周辺で人気となる。。
アルバム『MY SOLID GROUND』をリリースしたのが71年。

A面1曲目「Dirty Yellow Mist」は13分に及ぶ大曲で、インゴ・ヴェルナーが一人で書いたこの曲は『UMMAGUMMA』前後のPINK FLOYDからの多大な影響を感じさせる。
一方ベルンハルト・レンデル作の楽曲はブルーズ・ロックの根っこを残したハード・ロック、サイケデリック、プログレッシヴ・ロックが混ぜ合わさったような。
イギリスやアメリカのロックの影響を1~2年遅れぐらいで受容しながら方向性を模索していた、当時の旧西ドイツのローカル・バンドの試行錯誤がそのまま伝わるような、非常に興味深い内容になっています。
『MY SOLID GROUND』録音後、リリース前の1971年6月にレコーディングされたボーナス・トラック4曲収録。
ボーナス・トラックの「Short Waves」なんて、曲名だけ見たらCANみたいだよね。

『MY SOLID GROUND』での編成は1970~72年頃までしか続かず。
結局バンドは74年に解散している。
しかし『MY SOLID GROUND』はその後何度も再発。
ピンクの豚人間(PINK FAIRIESみたいな…)がうじゃうじゃいるジャケットはB級感丸出しながら、中身はかなりナイス。
皆様、是非お聴きください。

Bollocks No.082

Bollocks.jpgBollocks最新号、11月29日から発売中です。


なんと6年ぶり(!)にBollocksで仕事しました。
先月『アンチェインオーバーキル』『FUCK OFF, WE MURDER!!!』(https://lsdblog.seesaa.net/article/518885706.html)と2枚のアルバムを同時リリースした”凶悪鬼畜ロック集団”流血ブリザードにインタヴューしています。
カラー4ページ、撮影は菊池茂夫さん。
流血ブリザードへのインタヴューは多分6回目だと思う。
(メンバーとANTiSEENのジェフ・クレイトンの対談の進行を含む)
SISTER PAULや中学生棺桶~例のKのインタヴューの回数を超えた、かな。
皆様、是非お読みください。


表紙と巻頭インタヴューは人間椅子。
(結成36年ですって。このバンドにも何度かインタヴューしたなあ)
他にもT字路sのインタヴューとか。
キャプテン・センシブルの連載とか。
(スー・キャットウーマンのお話)
GASOLINEのインタヴューとか。
(おお、GANのTシャツがAC/DC)
先月の「KAPPUNK」のレポートとか。
「丹波鉄心の爆音劇場」とか。
NICKEYのインタヴューとか。
いろいろ載ってます。

EURO-ROCK PRESS Vol.107

EURO-ROCK PRESS Vol.107.jpgはい、EURO-ROCK PRESS最新号、28日から発売中です。



今回もレヴューたくさん書きました。









AMORPHIS
AZNIG
BLINDMAN
中学生棺桶
DARRYL WAY'S WOLF
DEEP PURPLE
FELIX KUBIN(×2)
FEUERSCHWANZ
FLEETWOOD MAC
GENESIS
GHOST CRIES
GLENN HUGHES
HALESTORM
IGORRR
MICHAEL SCHENKER GROUP
OPETH
OZZY OSBOURNE
SCORPIONS
STEVIE WONDER
UNPROCCESSED
VHALDEMAR
YEAR OF THE GOAT


レヴュー以外に、先月行なわれた「EXTREME Fes」のライヴ・レポート(XOXO EXTREMEと3776)。
そしてGENESIS『THE LAMB LIES DOWN ON BROADWAY』50周年記念スーパー・デラックス・エディションについての記事も書いています。
皆様、是非お読みください。


表紙と巻頭は来年ARTI & MESTIERIとFurio Chirico's THE TRIPで最後の(!)来日を果たすというフリオ・キリコ。
他にもBEATのライヴ・レポートとか。
ウリ・ジョン・ロートのライヴ・レポートとか。
エルメート・パスコアールの追悼特集とか。
今回も読みごたえアリです。

HAWKWIND/HALL OF THE MOUNTAIN GRILL - REMASTERED

HAWKWIND HALL OF THE MOUNTAIN GRILL REMASTERED.jpg8月25日リリースとアナウンスされていたが、入荷は相当遅れたようで。
現物が届いたのは先週末…。

HAWKWINDの1974年作『HALL OF THE MOUNTAIN GRILL』については、海外盤の9枚組BOXを紹介したが。
https://lsdblog.seesaa.net/article/517816678.html
国内仕様盤はそのBOXのディスク1にあたる”リマスタード&イクスパンディドCDエディション”で、アルバム本編+ボーナス・トラックのCD1枚モノ。
ライナーノーツを書きました。

ライヴ盤『SPACE RITUAL』(https://lsdblog.seesaa.net/article/501173582.html)を含めると、レミーが参加したアルバムとしては3作目。
オリジナル・アルバムでは2枚目となる。
(レミー在籍時って実は『SPACE RITUAL』含めて4作しか出してないんだよな)
ディック・ミックが脱退し、この5月25日に亡くなったサイモン・ハウスが参加して、ややプログレ方面に舵を切った1枚。

アルバム自体についてはこのブログでも紹介したことがあるし、本編については説明不要だろう。
今回は最新リマスターに加えてボーナス・トラックが7曲も入っていて、実に73分のヴォリュームとなっている。
シングル「The Psychedelic Warlords(Disappear In Smoke)」のB面曲だった「It's So Easy」は1996年のリマスター再発の時にも収録されていたけど。
今回はその「It's So Easy」のスタジオ・ヴァージョンとか、「Wind Of Change」の別ヴァージョンとか(アルバムのヴァージョンと全然違う)、聴きどころいっぱいです。
(しかしまあ50年経っても次々に未発表音源が出てくることよ…)

レミー在籍時のHAWKWINDについては、『WARRIOR ON THE EDGE OF TIME』(1975年:https://lsdblog.seesaa.net/article/506244970.html)以外の3作のライナーを担当させてもらったことになる。
手元にあるオリジナル・アルバムが『HALL OF THE MOUNTAIN GRILL』だけで、夜中にひたすらHAWKWINDの編集盤を聴き続けていた学生時代の自分に「お前将来『HALL OF THE MOUNTAIN GRILL』とかのライナー書くからな」と言っても、絶対信じなかったはずだ(笑)。

EL ZINE VOL.74

EL ZINE VOL.74.jpgはい、EL ZINE VOL.74、25日発売です。

俺の連載も75回。
16年(!)にわたっていろいろなバンドやミュージシャンを取り上げてきたけど、今回はそれらの中でも多分一番パンクと関係ない。
60年代にチェコスロヴァキアで(90年代以降のチェコ共和国でも)活躍した歌姫、マルタ・クビショヴァについて書きました。
共産党独裁の旧チェコスロヴァキアで歌を封じられたマルタの波乱の物語は、スパイ防止法が云々されている今の日本の読者様にもきっと響くはず。
皆様、是非お読みください。

今号は”JAP'S FRONT LINE”と題して、日本のバンドを中心とした誌面。
(個人的にはぶっちゃけ”JAP'S”っていう表記はあんまり好きじゃないんだけど。オリンピックとかでも日本の略称は”JPN”だしね)
SKIZOPHRENIAのUK/フィンランド・ツアー・レポートとか。
メタルパンクの帝王G.A.T.E.Sのインタヴューとか。
広島のパンク・バンドESPERANZAのインタヴューとか。
宮崎県のハードコア・バンドM.V-11のインタヴューとか。
大阪のパンク・バンドNOWONのインタヴューとか。

もちろん日本のバンドだけじゃなく。
メキシコのアンダーグラウンド・アーティスト、アブラハム・ディアズのインタヴューとかも。
(インタヴュアーはYoshi Yubai氏)
あと、いつもの連載陣も。

今回も読みごたえ大の内容ですよ。
そしてもう次の号の記事もあらかた出来てます。

『イラストでわかる 症状別 認知症の人にはこう見えている』

認知症の人にはこう見えている.jpg3月に出た『イラストでわかる シーン別 うつの人にはこう見えている』(https://lsdblog.seesaa.net/article/512221299.html)に続く1冊。
認知症専門医・聖路加国際大学臨床教授・名城大学特任教授・いのくちファミリークリニック院長:遠藤英俊監修『イラストでわかる 症状別 認知症の人にはこう見えている』、19日発売です。
”執筆協力”としてお手伝いしました。

”本書は5章からなり、第1章は認知症の理解、第2章は記憶と認知機能の理解、第3章では認知症の様々な体の症状や特有の行動を理解します。第4章は認知症と気持ちのゆれや心について、第5章では認知症の人とのかかわり方について理解します”
(”はじめに”より)

…といった具合で、認知症についての理解を深め、認知症の人が何故周囲から見て不可解な行動をとることがあるのかを解説し、対応に役立ててもらおうという1冊です。
現在の認知症ケアでは認知症=何もわからなくなってしまう、という考え方はされておらず、認知症になっても最後までその人らしく生きてもらえるように、という”パーソン・センタード・ケア”が大切にされていて、ではそのためにはどのようにすればよいのか…ということも解説されている。
例によって、イラストレーター・ふじいまさこさんのユル~いイラスト付きで。
(イラストや漫画で認知症を解説する本はたくさん出ているけど、この本はふじいさんのイラストのおかげで深刻そうなケースでもそんなにビビらずにすんなり理解出来るのではと)

発達障害やうつと違って、認知症については当事者が自分の状態を説明するようなことはレア。
なので正直、この本で認知症のすべてがわかるとかではないだろう。
この本のあとがき(”おわりに”)にも、”かの有名な認知症研究の権威である長谷川和夫先生でさえ、90歳を超え、認知症が発症されると、認知症になって初めて認知症の人のこと(気持ち)がわかったと発言されています”とあるぐらいで。

それでも、まず何より認知症の人を理解しようと努め、その気持ちに寄り添おうと努めることが大切。
何しろ認知症とそのケアは他人事じゃないからね。
俺の母親も来月81歳で、いつ認知症になったっておかしくない。
(あと本の中には、例によって俺自身が見たり聞いたりしたケースも盛り込まれていたりします)

興味や関心のある人は、是非手に取ってみてください。

EURO-ROCK PRESS Vol.106

EURO-ROCK PRESS Vol.106.jpgはい、EURO-ROCK PRESS最新号、29日発売です。


表紙と巻頭インタヴューはジャッコ・ジャクジク。
知らない人が見たら天パのおじいちゃんにしか見えないだろうが、こういう人が表紙を飾るのがEURO-ROCK PRESSなのです!
(しかも美人の彼女がいるんだぜ。見た目に反して全然枯れてない)


ともあれ今回もレヴューたくさん書きました。



ALESTORM
ANGEL
BLACK SABBATH
BLINDGANGER
CARMERIA
CERVETERI
COBRA SPELL
COMUS
DAIDA LAIDA
DEFENDER OF THE FAITH
ELVENKING
FAUST with MARBLE SHEEP
JOY DIVISION
KATATONIA
MAGICAL POWER MAKO
MARKO HIETALA
NEW ORDER
陰陽座
SEA LEVEL
SIGH
SLEEP TOKEN
TOM MORGENSTERN
ULVER
VADER
VELVET OPERA
V2 SCHNEIDER

26枚。

他にも、XOXO EXTREMEのインタヴュー4ページとか。
(今年既に2回目のインタヴュー)
オジー・オズボーンの追悼記事とか。
サイモン・ハウスの追悼記事と関連作レヴューとか。
”WORLD DISQUE Recommend 日本編24選レヴュー”とか。
リック・デリンジャー追悼特集の関連作レヴューとか。
ミック・ラルフス追悼特集の関連作レヴューとか。
今回もいっぱい仕事しています。
(追悼関連多いな…)

ともあれ皆様是非お読みください。

EL ZINE VOL.73

EL ZINE VOL.73.jpgはい、EL ZINE最新号、本日発売です。

今回は”アウトサイダー/奇天烈音楽36選”と題して、いわゆるアウトサイダー・ミュージックと、アヴァンギャルドでキテレツな音楽を紹介しています。
以下のラインナップ。








AMON DUUL
CAN
CHARLES MANSON
CLUSTER
THE COACHMEN
CRAIG SMITH/MAITREYA KALI
CROMAGNON
DAVID KORESH
DESTROY ALL MONSTERS
DEW
FAUST
FROG EYES
THE FUGS
THE GIZMOS
GTO's
GYAATEES
HAPSHASH AND THE COLOURED COAT FEATURING THE HUMAN HOST AND THE HEAVY METAL KIDS
HASIL ADKINS
JANDEK
KING USZNIEWICZ AND HIS USZNIEWICTONES
THE LEGENDARY STARDUST COWBOY
LOU REED
MICK FARREN
NEU!
O.REX
THE PORTSMOUTH SINFONIA
THE RESIDENTS
SILVER APPLES
SMEGMA
STUD COLE
SUN RA AND HIS ARKESTRA
TINY TIM
THE UP
VINCE TAYLOR
VOX POP
WILD MAN FISCHER

ジャンデクあたりを筆頭に、いずれ劣らぬイカレたやつを紹介してみました。
皆様、是非お読みください。


表紙と巻頭は三重県のD-beatハードコア・バンドCONTRAST ATTITUDE。
他にもメキシコのアンダーグラウンド・アーティスト、イェカル・ペーニャのインタヴューとか。
(インタヴュアーはYoshi Yubai氏)
the GEROSのUSツアー・レポートとか。
広島の若きノイズ・クラスト・バンドDEPRAVITYのインタヴューとか。
オーストラリアのゴシック・ダーク・ロック・バンドBRAVE NEW WORLDのインタヴューとか。
来日予定のデス/ブラック・メタル・バンド4組のインタヴュー一挙掲載とか。
今回も読みごたえアリの1冊です。