本国では昨年リリースされたそうで、‟第17回韓国ミュージック・アワード”ではベスト・メタル/ハードコア・アルバムに輝いたとのこと。
2002年結成。
METHODとはまたあんまりメタルっぽくないバンド名だが、‟可能な限りすべての音楽的要素を利用して、ヘヴィ・メタルというカテゴリーの中で独自の音楽とメッセージを可能な限り伝える”という意志に基づく命名なのだそうで。
(ACCEPTとかも考えてみるとメタルっぽくない名前だけど、アレもすべてを受容するみたいな意味があったはずだよな)
メンバーはキム・ジェハ(ギター)、ウ・ヨングソン(ギター、ヴォーカル)、キム・ヒョウォン(ベース)、キム・ワンギュ(ドラム)の4人。
4人中3人がキム姓か…韓国って本当にキムさん多いのね。
音楽的にはSLAYER、KREATOR、TESTAMENT、CARCASS、ARCH ENEMY、AT THE GATES、CRASH(韓国のメタル・バンド)なんかの影響を受けたそうだが、確かにギター・ソロのセンスにSLAYERあたりの影響を感じさせる一方で、昔のMETALLICAを思わせるようなリフもあるし、ニュースクール・ハードコアみたいなビート・ダウンのパートもあったり、プログレッシヴな味付けも。
ウ・ヨングソンのヴォーカルはいかにもスラッシュらしい吐き捨てとデス・メタルっぽいグロウルの間を行き来するスタイルで、スラッシュとしてもメロデスとしても聴けるようなタイプのバンド。
スピード一辺倒ではなく曲調は多彩かつメロディアス、「Nothing To Fear」でフィーチュアされた女性ヴォーカルもよいアクセントになっている。
(その「Nothing To Fear」、アコースティックで終わるエンディングもカッコいい)
国内盤にはボーナス・トラックが3曲入っていて、そのうち2曲がライヴ。
スタジオ録音でもメンバーの高いスキルはよくわかるが、ライヴだと更に凄まじい。
特にキム・ジェハのギターとキム・ワンギュのドラム。
大韓メタルは昔のしか知らなかったんだけど、進歩著しいのねー。
(そりゃそうか)
そしてもう1曲のボーナス・トラックはなんとLOUDNESS「Like Hell」(『THUNDER IN THE EAST』収録)のカヴァー。
ヴォーカル・スタイルが全然違うんでなんか別物みたいになってるけど、それはそれで実にユニーク。
『DEFINITION OF METHOD』、本日リリース。
(2025.12.5.改訂)