D・O・T@新宿ANTIKNOCK

20241208.jpg8日。
1年ちょっとぶりのANTIKNOCK。
開演には間に合わず、一番手のthe slowmotionsを後ろの方でちょっと観る。

二番手、DEATH SIDE。
the slowmotions同様、実は初めて観た。
うわー、かっけえなあ。
スパっと終わる短めの曲をヘヴィに叩きつける、貫禄のパフォーマンス。
久しぶりに接するMUKACHIN(SLIP HEAD BUTT他でも活躍)のドラミングも素晴らしい。
そしてISHIYAの野太い声。
「生きてなんぼだ、生きろ」「楽しもう、人生を」など、ちょっとしたMCがまたグッとくる。


そしてトリ前、2年ぶりに観るD・O・T(画像)。
HIROSHI(ベース)が小脳出血で倒れてから1年8ヵ月。
彼が不在の間、ステージにHIROSHIの等身大パネルを置いてライヴ活動を続行する、と語っていたNEKO(ヴォーカル)とMARU(ドラム)だったが。
予想外に早く、HIROSHIがライヴに復帰。
ようやく観ることが出来た。

支えられながらステージに登場したHIROSHIが、椅子に座ってベースを手にする。
演奏が始まると、前面に出るのはサポートのTSUYOSHI(RAPES、COALTER OF THE DEEPERS)のベース音なのだが。
HIROSHIは確かにベースを弾いているのが見えるし、声も予想以上に出ていて驚かされる。
MCはかなりろれつが回らないものの、しかしここまで回復したとは…。
リハビリ頑張ったに違いない。
NEKOとMARUはいつも通り踊って歌い、叩いて歌い。
楽しく激しく、優しく切ない、アラビック・ハードコア。

そして、4thアルバム『BOKU NO TOMODACHI』(https://lsdblog.seesaa.net/article/499627866.html)のイントロ。
HIROSHIが一人でベースを弾き始める。
…確かにあの歪んだベース・サウンドが聴こえる!
俺はここでちょっと、目から水が出るようになりまして…。

ステージの最後、自分で椅子から立ち上がったHIROSHIの姿にも、目から水があふれ。
ライヴ終了後に直接HIROSHIと話したらもう(以下略)

HIROSHIの完全復活はまだまだ先のことだろう。
しかし信じて待ちたいところです。


仕事が立て込んでいるため、残念ながらトリのTHE TRASHを残して退出。
帰って猛然と仕事。
倒れるように寝たのでした。
年内まだまだ観たいライヴがあるけど、多分無理。

THE MUSICAL BOX@川崎CLUB CITTA'

MUSICAL BOX.jfif11日。
カナダが世界に誇るTHE MUSICAL BOX。
観に行きましたよ。
「見せてもらおうか、究極のGENESISトリビュート・バンドの実力とやらを…」と思っていたら、想像を絶するパフォーマンスにぶっ飛ばされました。

日中必死で仕事して、例によって川崎の吉野家で腹ごしらえ。
CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLIN(https://lsdblog.seesaa.net/article/503985755.html)以来4ヵ月ぶりのCLUB CITTA'。

ステージ上には箪笥の様なメロトロンに、タム1個のどシンプルなドラムセット。
そして、最近のライヴでは見なくなったモニタースピーカー。

定刻の約7分押しで、メンバー登場。
ドニ・ガイエ(ヴォーカル、フルート他)、フランソワ・ガニョン(ギター)、セバスチャン・ラモート(ベース、アコースティック・ギター)、イアン・ベンハムー(キーボード、アコースティック・ギター)、マルク・ラフラム(ドラム、ヴォーカル)の5人。
もちろん「Watchers Of The Skies」からスタート。
生メロトロン・サウンドによる長い長いイントロ。
そこからたたみかける演奏は、ライヴでの指グセまで再現しようとするかのごとく。
で、頭にコウモリのような翼を着けたドニの声がピーター・ゲイブリエルに似てるのよ。
時々ぞっとするほど似ている。
演奏は一生懸命頑張れば似るだろうが、声そのものがこれほどまでに似ているとは…。
しかもちゃんと前頭部剃ってるんだぜ。
タンバリンを振り上げたりするアクションも完璧。

「コンバンハ、GENESISノ世界ヘヨウコソ」というMCに続いて「The Musical Box」。
ドニ・ガイエは1曲毎に「アリガトウ」と日本語でMCするが、1973年にGENESISが来日していたら、ピーター・ゲイブリエルも同じようにしていたかも知れない。
「The Fountain Of Salmacis」からの「Get'em Out By Friday」で、ドニが帽子をかぶったり脱いだりする。
(「The Musical Box」での老人マスクや腰振りはなし)
暗めの照明も、完全に当時を再現。
ライヴでの初期GENESISにかなりハード・ロック色が濃かったことも、改めて実感。

そして、大半の観客が期待していたに違いない、25分近い「Supper's Ready」。
フィル・コリンズ役を務めるマルク・ラフラム(ちゃんとオーバーオールを着ている)とのツイン・ヴォーカル状態も完璧に再現。
冠の様なモノをかぶったドニ・ガイエは、続けて”花”から”箱”へ。
おお…GENESISの『LIVE』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201806article_8.html)のジャケットそのものではないですか。
(リズム・セクションの利き手が逆だけど)
それにしても、後半の変拍子パートとか、どうしたらあんなの思い付くかな、とも思うし、THE MUSICAL BOXの再現ぶりもまた凄い。
間奏の途中でシンバルがヘタレたのをローディーが直したのも、実はわざとじゃねえかとまで思った。

「The Return Of The Giant Hogweed」でライヴ本編が終了した後、なんとアンコール3曲。
個人的にはアンコール1曲目の「The Knife」でお腹いっぱいだったが。
しかしお客さんの反応も熱狂的だったなあ。

アンコール含めて約1時間45分ぐらい。
ともあれいろいろ凄かった。
というか凄過ぎた。
途中から70年代のGENESISそのものを観ているような気分になりましたよ…。


追記:
ライヴ自体と関係ないけど、ひとつだけ気になったのは、俺の二つ隣にいたお客さんが、「The Musical Box」の途中あたりで席を立って、トイレに行ったのかなと思ったら戻ってこなかったこと。
なんか気に入らなかったのだろうか…。

流血ブリザード@渋谷CYCLONE

流血ブリザード OCT 6.2024.png本日。
(と言いつつ泥酔してキーボードがまったく打てなくなり、実際には大半を翌日書いている)

丸1ヵ月取り組んでいた仕事が前夜に終わり。
日中は稲村ヶ崎でしらす丼食ったり温泉に入ったりして。

約4年半ぶりの渋谷CYCLONE。
流血ブリザードのユダ様(ヴォーカル)とミリー・バイソン(ギター)のW生誕祭。
6バンド出演で夕方早くから開催されていたが、俺がフロアに入ったのはイヴェント後半。
久しぶりのあんな人やこんな人に会う。

間もなく四番手、巨乳まんだら王国。のライヴがスタート。
俺は初めて観たけど、もう34年もやってるのね。
(コロナ禍以降は年に1~4回程度しかライヴをやっていない)
ダンサー兼コーラスとかで、ステージ上に9人もいる。
しかし多い時は14人(!)ぐらいになるのだという。
(おかめのお面を着けてほとんど動かない人がいた)
そして曲が始まるまでにMCが10分以上あり。
持ち時間の半分くらいMCだったような気がする。
1曲目から代表曲とされる「ちん毛」(…)で、以下くだらない曲のオンパレードだったのだが、最後の曲の前のMCがなんか凄く真面目(そう)な内容だったのがむしろ印象に残った。

巨乳まんだら王国。はフロアの一番後ろで観たのだが、トイレに行ったり外で煙草吸ったりビールを買ったりしてフロアに戻ろうとして、ふと立ち位置に困る。
何しろ人が多いし、俺は身長がそこそこ高いので、後ろとか端の方で観ないと他の人の邪魔になるのだ。
(しかも温泉で使ったバスタオルとかが入ったデカいバッグを持っていた)
結局左のPAスピーカーのど真ん前に立つ。
そこにトリ前のHELL DUMPが登場。
2年ぶりに観た。
相変わらずの楽しいステージで、相変わらずヒロミパトラ(ベース)がとてもかわいい。
そして相変わらずアメーバ伊藤(ギター)は貼り付いたような笑顔を浮かべていた。
(そしてやっぱり途中でヘルメットが落ちる)
結局30分ちょっとスピーカーの前にいたのだが、耳は大丈夫だった。


再びトイレに行ったり外で煙草を吸ったりビールを買ったりしてフロアに戻り、今度は右のPAスピーカーの脇に立つ。
そしてこの夜の主役・流血ブリザード。
昨年末に彼らのライヴに出かけようとしたが強烈な腰痛に襲われて果たせず。
(その後しばらくまともに動けない時期が続いた)
なので昨年9月の「JUDAFEST」(https://lsdblog.seesaa.net/article/500938597.html)以来1年ぶりに観た。
新ベーシスト、スーザン・ボ・イール(なんつう名前だ…)が加入してからでは初めて。
そのスーザンは司会も兼ねる活躍。
一方セクシーダイナマイトプッシーガロアⅧ世(ドラム)は脚を骨折して入院中。
(手術になったとか…)
サポートとしてのろゐみこのドラム兼ヴォーカル・生虫が参加。
コレが小柄な体格からは信じられないアグレッシヴなプレイで。
しかも見た目は一つ目の怪物なのに、ちゃんとかわいいのがわかるのだった。

新曲「しゃーない」を含む通常のバンド・セットは20分ほどであっさり終了。
続いてミリー・バイソン、ユダ様それぞれのソロが披露され。
どっちもヒップホップ系なんだけど、それにしてもユダ様のメロディ・メイカーとしての才能はもっと評価されてイイと思う。
そして最後は全出演者がステージに登場しての「I Love Me」。
流血ブリザードとソロ、全部合わせても40分ほどと短めだったが、セクシー(以下略)不在では致し方なしだろう。
ともあれ楽しいイヴェントでした。

最近はライヴを観に行っても終演と同時にダッシュで帰ることがほとんどなのだが、今回は予想よりも早めにイヴェントが終了したこともあり、久しぶりにメンバーに挨拶してから退出。
楽しかったので帰りの電車でも飲み、帰宅してから更に飲む。
結局ヘロヘロになったのだった。

XOXO EXTREME@新宿ReNY

XOXO EXTREME AUG 9 2024.jfif9日。

”進化を続けるプログレッシヴ・アイドル”XOXO EXTREME(キス・アンド・ハグ・エクストリーム)。
EURO-ROCK PRESS Vol.97(https://lsdblog.seesaa.net/article/499539405.html)でライヴ・レポートを書いた昨年4月24日の5thワンマン・ライヴから1年余りを経て、6thワンマンは1回きりのライヴではなく、東名阪で4回行なわれたワンマン・ツアー「Time Scape」。
(コレは当初赤羽での1回の予定だったのが、メンバー自身の希望でツアー形式になったという)
その最終日。

新宿ReNY。
こんなところにライヴハウスあったのね。
ってかえらくわかりづらい場所だな…。
方向音痴ゆえ、Googleマップを見てもよく理解出来ず、早めに新宿に到着して、場所を確認しておく。
そして吉野家(以下略)

メンバーは前回のワンマンと同じ5人、一色萌、小嶋りん、小日向まお、横山陽依、桃瀬せな。
XOXO EXTREMEがワンマン・ライヴを同じ編成で続けて行なうのは、実は初めて(!)。
そしてその5人を支えるバック陣はkyrie(ギター)、ISAO(ギター)、村井研次郎(ベース)、諸田英慈(キーボード)、大沼あい(キーボード)、Hyu-ga(ドラム)によるTime Scape Special BAND。
前回のワンマンのバックを務めた3バンドのハイブリッド+αみたいな人選。
更にゲストとしてクラムボンのミト(ベース)。
どういう形で参加するのかなと思ったら、村井とほぼ交互にベースを担当していた。

定刻の5分ほど前からバンドがステージに登場し、アンビエント的な音を鳴らす。
予想はしていたが、1曲目の「HA・LO・WA」から、選曲も曲順も前回ワンマンとはかなり違う。
ともあれ最初から小日向まおがガンガン煽る。
イントロでフロアからどよめきが起こった「Altair」に続き、前回のワンマンで披露されながらDVDには収録されなかったASIAカヴァー「Daylight」が。

「deus X machina」でいったんメンバーがはけた後、髪色を黒っぽく戻した小嶋りんが一人出てきてヴァイオリンを弾き、そこから「イロノナイセカイ」、そして「羊たちの進撃」。
小嶋はヴァイオリンも素晴らしいんだけど、何を歌っても切ない歌声もナイス。
一方何を歌ってもエモい小日向まおに対して、「キグルミ惑星」エンディングの桃瀬せながまた別の意味でエモい。
(「キグルミ惑星」は本当にイイ曲)

新曲「狂熱の尖晶石(スピネル)」で、「おお、すげえ盛り上がりだ、フロアが揺れている』と思ったら、スマホに緊急地震速報(苦笑)。
「RUSH!」でいったんメンバーがはけてインストゥルメンタル…の間にトイレに行く。
(ビール飲み過ぎた)
「ADELHEID」が始まって慌てて席に戻る。
(「ADELHEID」がまた本当にイイ曲)
そして「Ride A Tiger」からツインベースの「The Last Seven Minutes」で本編終了だな…と思ったら、初披露の新曲「レッドシックレコード」(小嶋りんが途中でヴァイオリンを弾きまくる)が本編ラストなのだった。
ここまで1時間半。
熱狂的なアンコール(昭和風の、「アンコ~ル~!」っていうやつ)が5分ほども続いてからメンバーが再登場。

印象的だったのは新メンバー二人の成長ぶりと、これまた前回ワンマンとは比較にならない5人の一体感。
一方で最古参、力強い声でグループを引っ張る一色萌から末っ子キャラ(?)の横山陽依(浅水るりを引き継ぐ清楚系、というのとはまた違うキャラが出てきた)まで、各々の魅力が際立つようになってもいる。
同じ編成でワンマンを2回やったのが初めて…という程度にはメンバー交代が繰り返されてきたXOXO EXTREME、今の5人は出来る限り長く続いてほしいと思った。


疾風怒濤の2時間余り。
終わってすぐ退出。
(帰って早く寝ないといかんかったので)
地震の影響で電車のダイヤは乱れに乱れていたが、30分遅れの電車がすぐ来たので無事に帰れました。

#STDRUMS@新宿駅東口

20240804.jpg本日。
新宿西口の「新世界」で鶏皮を食いながら飲んで、帰る前に更に路上飲みしちゃおうとか言って、東口に来た。
したら「大越さん?」と声をかけてきた奴がいる。
#STDRUMSことユージ・レルレ・カワグチだった。
ここらへんなら座って飲めるかなと思った場所を、即座に譲る。

プロのドラマーとして文字通り世界を股に掛けながら、スーツケースをバスドラ代わりに路上で神出鬼没のパフォーマンスを行なう男、ユージ・レルレ・カワグチ。
実は数ヵ月前に新宿駅西口でも遭遇していたのだが、その時は電車の時間が迫っていて、数分の邂逅だったのだ。
今回は最初からじっくりと観る。

バスドラ代わりのスーツケース(機材はそれに入れてくる)、スネアと小さなタム、ハイハットと小さなシンバル数枚、そしてスマホから流す打ち込みのトラック。
それが路上ライヴでの#STDRUMSのすべてだ。
そして、それらの限定に限定された機材で、和製SQUAREPUSHERとも言うべきダンス・ミュージックを路上にぶちまける。
警察が来るまで。
今回は幸い警察が来なかったので(!)、#STDRUMS/ユージ・レルレ・カワグチの音楽を長時間浴びるように堪能することが出来た。
いやあ、踊った踊った。
瘦せ細った初老のおじさんが、新宿駅東口前の路上で。
#STDRUMS、興味のある人は是非チェックしてみてください。


さて。
帰宅して#STDRUMSのCDを聴こうと思ったら…CDが割れた!
コレはアレか、また現場で遭遇して踊れという、神の啓示か。

キングジョー×モタコ二人展「どうしたらいいのか」@阿佐ヶ谷Roji

どうしたらいいのか.jfif25日。
阿佐ヶ谷のCafe&Bar・Rojiで19日から開催中のキングジョー×モタコ二人展「どうしたらいいのか」に行ってきました。

Rojiは阿佐ヶ谷駅徒歩1分くらいの好立地にある、小さくて雰囲気の良いお店。
(でも方向音痴なのでたどり着くまでにややしばらくかかった)

キングジョーはイラストレーターをはじめ、DJや漫画原作など多岐にわたって活躍する男。
モタコは御存知(?)オシリペンペンズのメンバー。
二人とも関西在住。
そんな二人がどうして阿佐ヶ谷で二人展をやることになったのかは知らないが。
南阿佐ヶ谷で用事があったので、ついでに足を延ばしてみたのでした。

キングジョーのポップな絵柄。
同行した漫画家・山下ユタカ(ご近所)曰く、描線や彩色に「迷いがない」と。

そしてモタコのストレンジな作風。
山下ユタカ曰く「狂気を感じる」。

お店に入った時は俺たち以外にもう一人しかお客さんがいなかったが、そのうちどんどんにぎわってくる。
最初のうちは店内を歩き回って作品を観ていたけど、お客さんが増えてからはカウンターに座ってゆっくりビールを飲みながら山下ユタカと話していた。
(お互いどうにか生きている)

二人展は28日までやっているので、興味ある方は行ってみるとよいです。
今日・明日は24時まで、28日は22時まで営業とのこと。

CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLIN@川崎CLUB CITTA'

CLAUDIO SIMONETTIS GOBLIN JULY 2024.jpg本日。
CLUB CITTA'の恒例行事とも言える、CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLINによる、映画シンクロ演奏+ベスト・ヒッツという2部構成=「THE BEST OF ITALIAN ROCK VOL.13」。
約2年ぶりの開催。

CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLINにしてもOSANNAにしても、イタリアン・プログレの人たちは幾つになっても精力旺盛(うらやましいわねえ…)、休憩挟みつつも3時間とか3時間半とかいうライヴが多く。
CLUB CITTA'で19時からライヴが始まると、地方から観に来た人たちは最後まで観られずに泣く泣く途中退場…ということが少なくない様子。
そこで対策が行なわれたか。
今回、16時からというとても早い時間の開演。
CLUB CITTA'でライヴ観る時は18時台に川崎の吉野家で早めの夕食、というのが常だったのだが、本日は15時過ぎに吉野家で遅めの昼食。
結局吉野家かーいっ(←田村信風)。

ともあれ5月のMOON SAFARI(https://lsdblog.seesaa.net/article/503469182.html)以来約2ヵ月ぶりのCLUB CITTA'。
定刻の約8分押しでメンバー登場。
前回の「THE BEST OF ITALIAN ROCK VOL.12」(https://lsdblog.seesaa.net/article/202211article_16.html)と同じ、クラウディオ・シモネッティ(キーボード、プログラミング)、ダニエレ・アマドール(ギター)、チェチリア・ナッポ(ベース)、フェデリコ・マラゴーニ(ドラム)の4人。
前髪パッツンの赤い髪が印象的だったチェチリア、金髪に染めている。
それはそれでとてもイイ。

今回の第1部は映画『デモンズ』。
(俺は今回初めて観た)
当時シモネッティが手掛けていた映画音楽以外に、MOTLEY CRUEとかの楽曲が流れていた部分もバンドが生演奏。
一方でリック・スプリングフィールドとかビリー・アイドルとか、劇中でラジオから流れているような曲はそのまま用いられている。

それにしてもダリオ・アルジェント、よくこんなとんでもない話を思い付くよなあ。
舞台はベルリンで、御一緒したライター・浅野淳氏によれば、登場人物たちが閉じ込められる状況は、ベルリンの壁が意識されていたのだという。
(深いのか深くないのかよくわからない)
素早く動くゾンビ(厳密にはゾンビではないが)が登場する映画のはしりのような1本。
パンク風の女の子を含むチンピラたちが登場するのは、同じ年に制作された『バタリアン』へのオマージュでは、と思った。
あと、随所で笑いを突っ込んでくるのな…。

第1部は約1時間半。
終わった瞬間にトイレに走り、2本目のビールを買う。
(正解だった。その後トイレの行列がとんでもないことになっていた)

30分の休憩がアナウンスされていたが、実際には38分ほど経ってから第2部スタート。
”BEST HITS SELECTION”。
イントロに続く「Mater Lacrimarum」から、名曲の数々が披露される。
曲中の女性ヴォーカルやスキャットはほとんどサンプリングなのは前回までと同様ながら、今回「E Suono Rock」ではフェデリコ・マラゴーニが叩きながらスキャットを歌っていた。
『ゾンビ』から3曲続けて演奏されるのは前回と同じ。
「Opera」ではダニエレ・アマドールの泣きのギター・ソロをフィーチュア。

驚かされたのは、クラウディオ・シモネッティのフェイヴァリットとしてダリオ・アルジェント以外の映画音楽から「Halloween」「Tubular Bells」のカヴァーが演奏されたこと。
(もちろん映像もそれらが用いられていた)
「Suspiria」「Markos」は前回同様、メタリックな新ヴァージョンでの演奏だったが、「Suspiria」の前にシモネッティが観客に例の”ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~♪”を合唱させていたのには笑った。

「Tenebre」「Phenomena」「Profondo Rosso」でライヴが終了し、コレで終わりだろう…と思ったら、熱烈なアンコールに応えてメンバー再登場。
しかし新たに演れる曲はもうなかったようで(映像とのシンクロとかを考えれば、当然だろう)、「Mater Lacrimarum」をもう1回。
終演は19時半と予告されていたのだが、結局30分近く押した。
休憩を抜いた正味の演奏時間だけで3時間以上。
16時開演で正解だったね…。

DEMON/TYTAN/THE PAUL GASKIN PROJECT@新宿HOLIDAY

DEMON TYTAN GASKIN.jpg15日。
遂に実現したDEMON/TYTAN/THE PAUL GASKIN PROJECT…という、いずれも初来日となるNew Wave Of British Heavy Metal勢3組の公演。
当初2020年5月に予定されていたのが、コロナ禍の影響で20年8月、10月、21年4月…と延期を繰り返し。
もう無理なんじゃねえかな、もし本当に実現したとしてもその時俺の懐具合は?…などと思っておりました。
しかし、遂に実現!
EL ZINE VOL.50(https://lsdblog.seesaa.net/article/202108article_22.html)でDEMONを特集した身としては、コレを見逃せるはずもない…。
NWOBHM系バンドのライヴとしては、コロナ禍前の19年9月に観たOLIVER DAWSON SAXON(https://lsdblog.seesaa.net/article/201909article_7.html)以来、5年ぶりとなった。

で、BULLDOZERの来日(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_312.html)から、実に14年ぶりとなる新宿HOLIDAY。
BULLDOZERのライヴでは混んでいて暑いながらもとりあえずサークルモッシュが起きる程度には隙間があったフロア、今回は立錐の余地もなく。
高齢のNWOBHMマニア(あっ、俺もか)がひしめいている。

定刻の18時を5分ほど過ぎて、一番手のTHE PAUL GASKIN PROJECTが登場。
GASKINというバンド名ではないことからも明らかな通り、単身来日したポール・ガスキン(ギター、ヴォーカル)を、JERO(ギター:ABIGAIL)他の日本勢がバックアップするという形態での4人編成。
袖なしの白いパーカという奇妙ないでたちのポール、スキンヘッドでヒゲも白く、「お前は誰だ」というルックス。
(65歳とのこと)
しかし「Burning Alive」から始まったライヴ、ヴォーカルにははっきり衰えが感じられるものの、ギターの腕前はそれなりに維持。
「Sweet Dream Maker」「End Of The World」「I'm No Fool」などの名曲を6曲連発し、30分で終了。
GASKINの曲の良さを改めて痛感。
(曲に関して言えば、俺はTYTANよりGASKINの方が好きだなあ、と改めて思った)


セットチェンジが20分ほどあって、18時55分頃に二番手のTYTANが登場。
キーボードを含む5人編成。
オリジナル・メンバーはケヴィン・リドルズ(ベース:68歳という)一人。
GASKINもそうだが、ぶっちゃけ近年の活動はあんまりチェックしていなかった。
したら、コロコロ太った小さいおっさん、トニー・コールダムが歌い出した瞬間、「うわっ、上手い!」となった。
2012年に再編して以降、活動を続けているバンド…の現役ぶりを見せつけた。
セットリストには「Fight The Fight」「Love You To Death」といった近年の楽曲も組み込まれ、充分にウケていたし。
で、結成から43年経って訪れた日本でのファンの歓迎ぶりに感極まったケヴィン、MCの度にマジ泣き(!)。
もらい泣きしたファンは多かったに違いない。

代表曲「Cold Bitch」では、なんとオリジナル・ドラマーのデイヴ・デュフォートが登場。
この時ステージには、ANGEL WITCHのかつてのリズム・セクションがそろっていたことになる。
あとMCで、露骨にLED ZEPPELINっぽい「Rude Awakening」がやっぱり「Kashmir」の影響下にあったとネタばらしをしていた。
(多分)12曲、約55分演奏。


そして25分ほどのセットチェンジを経て、20時15分頃にトリのDEMONのステージ開始。
”Rise…Rise…”という有名なSEに続き、ギター2本にキーボードを含む演奏陣が盛り上げた後、例の悪魔マスクを着けたデイヴ・ヒル(ヴォーカル)が登場。
(流石に棺桶からは出て来なかった)
1曲目はもちろん、1981年の1stアルバム『NIGHT OF THE DEMON』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201907article_31.html)のタイトル曲「Night Of The Demon」だ。

何を演るのだろうか、と思っていた。
初期2作を中心としたセットでもそれはそれで嬉しいが、彼らはコンスタントにアルバムをリリースし続けているバンドだ。
果たして、名作3rdアルバム『THE PLAGUE』(1983年)から「The Plague」「Nowhere To Run」が続けて演奏され、「うおおおおお」となる。
しかし「Nowhere To Run」は普段あまり演奏していないのかも知れない…デイヴ・ヒルが入りを思い切り間違えていた。
ともあれ、リリースされたばかりの新作『INVINCIBLE』から「Face The Master」も。
やはりDEMONは紛れもない現役バンドなのである。
セットが進んでも黒いコートを脱がないデイヴは、更に帽子とサングラスまで着用。

『THE PLAGUE』楽曲だけではなかった。
元DISCHARGEのメンバーを含む1989年の名作『TAKING THE WORLD BY STORM』の「Remembrance Day」や87年の『BREAKOUT』からの「Life On The Wire」なども披露。
そして『NIGHT OF THE DEMON』からの「Liar」、82年の2ndアルバム『UNEXPECTED GUEST』からの「Don't Break The Circle」。
バンドはそのままアンコールに突入し、演奏されるのはもちろん代表曲中の代表曲「One Helluva Night」(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_484.html)。
この曲を含め、デイヴ・ヒルがメロデイをフェイクしているところがやや目立ったものの、来月77歳(!)になるデイヴ、これだけ歌えるのは大したモノだ。
(なんと60年代から活動しているデイヴ、DEMON結成の時点で32歳だったという)
15年前に観たANGEL WITCH(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_21.html)の「Angel Witch」同様、途中でフロア全員によるハンドクラップ大会となる。
みんなこの日を待っていたに違いない。
アンコール含め(多分)12曲、約1時間15分のステージだった。


俺は終了と同時に退出してしまったが(何しろコロナ禍以降、基本12時過ぎには寝てしまう生活なので…)、フロアでは出演バンドのメンバーがサインに応じたりと、ファンとの交歓が続いたという。
この組み合わせの来日公演は、多分二度とないだろう。
基本的には昔のバンドによるオールド・ファンのための夕べだったとはいえ、その多くが人生の後半を迎えているNWOBHMファンにとって、一生ものの体験になったはずだ。

MOON SAFARI@川崎CLUB CITTA'

MOON SAFARI.jpg本日。
スウェーデン現行プログレ・バンドの雄、MOON SAFARI。
昨年実に10年ぶり(!)の新作『HIMLABACKEN VOL.2』をリリースし、7年ぶりに来日。
行ってきました。

ATMで金を下ろして床屋で髪を切って歯医者に行って(半年に及んだ歯医者通い、やっと終わった…)、川崎に着いて例によって吉野家で早めの腹ごしらえ。
多分昨年5月のTHE STEVE HILLAGE BAND & GONG以来1年ぶりのCLUB CITTA'。
前売券完売の満員御礼。

定刻の19時ジャストに客電が落ちる。
ステージのバックドロップにはメンバー6人のシルエットが映し出されているが、実際に登場したのはバンドを離脱したセバスチャン・オーケソン(キーボード、ヴォーカル:脱退したワケではないらしい)を除く5人、ペッター・サンドストレム(ヴォーカル、12絃アコースティック・ギター)、シモン・オーケソン(ヴォーカル、キーボード)、ポンタス・オーケソン(ヴォーカル、ギター)、ユアン・ヴェステルンド(ヴォーカル、ベース)、ミカエル・イスラエルソン(ドラム)。

1曲目「Welcome Back To Heaven Hill」から、前列3人のトリプル・ヴォーカルにビビる。
セバスチャン・オーケソンがいない分、コーラスは1枚減っているワケだが(あとツイン・キーボードじゃなくなっている)、彼らのライヴを初めて観た俺には、不足感は感じられない。
(以前の来日公演に較べるとアカペラのパートが少なかったそうで、そこは影響あったんだろうね)
4曲演って30分、8曲で1時間。

スウェーデンのバンドなんだけど、YESをはじめとするコーラス重視の英国プログレの影響だけじゃなく、かつてのアメリカのプログレ・ハード勢に通じるような、大陸的なキャッチーさも感じさせるメロディのセンス。
メインのヴォーカルはペッター・サンドストレムとシモン・オーケソンで、ユアン・ヴェステルンドはコーラスにも加わらないことが多い一方で、ユアンがリード・ヴォーカルの曲があったり、ユアンが加わる四声のコーラスがあったり、フレーズ毎に違うメンバーが歌ったりと、目と耳が油断ならないステージ。
(そのユアン、黒いタオルでしきりにスキンヘッドを拭く仕草が何だかユーモラス)
演奏もコーラスもひたすら上手い。
ところでペッター・サンドストレムの12弦アコースティック・ギターはあんまり聴こえないぞ…。

「Mega Moon」に続く大曲「Teen Angel Meets The Apocalypse」で本編終了。
ここまで1時間半。
ほとんど秒で(!)アンコールに応え、これまた大曲「Lover's End」を披露。
ペッター・サンドストレム以外のメンバーはほとんど動かなかったのが、ここに来てようやくポンタス・オーケソンが前に出る。
ペッターが観客を煽って手拍子を要求するものの、変拍子は合わせづらい(苦笑)。
ともあれシモン・オーケソンとポンタスのソロの応酬から高速ユニゾン、やたらパワフルなミカエル・イスラエルソン(超シンプルなドラムセットなのに、両手をクロスさせてハイハットでベーシックなリズムを刻む場面が凄く少ない叩きまくり)の見せ場もアリ、そして四声コーラス…と、大いに盛り上がる。

ライヴ終了は、開演から1時間50分後だった。
余韻を楽しむ間もなく、すぐ帰ってきました。
遠いんで…。

「ROOTS ROCK OF AGE」@荻窪Club Doctor

20240421.jpg21日。
昨年TOP BEAT CLUBに行って以来の荻窪。
例によって(?)吉野家で腹ごしらえ。

新宿にあったClub Doctorにはよく行っていたし、一度だけDJで出演したこともあったが。
荻窪の方は初めて。
新宿とは打って変わって小さいハコ。
レゲエのDJで最初から盛り上がっている。


一番手、坂元と寅一(画像)。
この二人のステージを観るのは、実に12年ぶり。
前回は2012年12月、高円寺REEFでだった。
https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1129.html

12年前に観た時は”稔”と名乗っていた坂元は、フロアにマイクスタンドをセットし、ステージには寅一(ベース)一人が座っている。
なんか、今は亡き某バンドを思い出したり。
そして坂元は以前観た時と違って詩を書いた紙を手に持たず、身振りを交えながら詩や物語を語っていく。
(『まんが日本昔話』で知られる「オオカミの眉毛」も披露)
…と思ったら途中で詩が飛んだようで、苦笑いしながらステージに置いた紙片を見直していた。
実は他にも2回ほど忘れていたそうだが、どのみち誰にもわからない(笑)。
12年前の鋭さよりも、表現力の深化を感じさせるパフォーマンスだった。

そして寅一。
元ゲルチュチュのベーシスト、トラその人である。
流石の上手さだけでなく、多数のエフェクトを駆使していろいろな音を出す。
坂元が詩を飛ばした時にはすかさず音量と手数が増え。

非常に面白いステージだった。
約30分があっという間。


これまたレゲエのDJを挟んで、2番手がBOBOBO LTD。
ツイン・ヴォーカル(というか2MCか)をフィーチュアした5人編成のレゲエ・バンド。
切れ味鋭いギターをはじめとする鉄壁の演奏陣に支えられた、イイ湯加減の楽しいライヴ。
フロアはダンス天国と化していた。

もう1バンド残して、途中で退出。
しかし充分に楽しめた。
数年ぶり、どうかするとそれ以上ぶりの人たちにも会った。
来週は俺が荻窪でDJだ。


どうしても早めに帰宅して仕事をする必要があり、途中で退出したのだが。
帰りの電車は大幅に遅れていた。
ともあれ早く出てきたのは正解だったようだ。
最後まで残っていたらもっと遅くなっただろうから。