俺が初めてTHE SCIENTISTS『WEIRD LOVE』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_287.html)を聴いてから38年、まさかこんな日がこようとは…。
で、俺が来日を知ったのが16日。
東京公演は17日と18日だという。
明日・明後日ではないか!…となって慌てた。
明日は無理だ、じゃあ明後日か、金はあるか、腰は大丈夫か、などなど…。
しかし、ことブログに限れば、日本で俺ほどキム・サーモンの名前を出してきた人間もそういないはず。
(紙媒体では関口弘さんに遠く及ばないが)
腰が痛くても行かないワケには行かぬではありませんか。
ともあれ18日、下北沢。
既に開演時刻は過ぎていたが、まず腹ごしらえをしなければ。
今の俺は12時過ぎには寝てしまう暮らしなので、ライヴが終わってから深夜に夕食などあり得ぬ。
そこで「日高屋」でラーメンを食おうと思ったんだけど…なんだ下北沢の日高屋潰れてるじゃねえか。
すると「COCO壱番屋」でカレーか…いやいや昼飯がまいばすけっとのおにぎりだったから、もう米は食いたくない。
結局「ガスト」でピザになった。
閑話休題。
何年ぶりか思い出せないBASEMENT BAR。
多分このブログを始めてからでは一度も行ってない。
受付の前が煙草の煙でモクモクしている中、これまた十数年ぶりに会うあんな顔こんな顔。
俺にとって今年初のライヴ、トリ前のTHE FADEAWAYSから観る。
THE SWINGIN' NECKBREAKERS来日時に観て以来、約10年ぶりだったが、全然変わってない。
そろいのボーダーのTシャツ姿で放たれる、混じりけなしのピュアなガレージ・パンク。
このバンドももう18年やっているのだという。
FADEAWAYSの出番後、トヨゾー(ベース、ヴォーカル)が俺の顔を見て「今日DOLLじゃん!」と一言。
この晩のDJは件の関口弘さん…確かに(笑)。
KIM SALMON'S SMOKED SALMONの出番は21時25分とアナウンスされていたが、当然のごとく進行は押していて、バンドが登場したのは21時40分頃だった。
キム・サーモン(ヴォーカル、ギター)は2020年頃からこのバンドでやっているらしい。
(ってかすげえバンド名だな…)
13年にスペンサー・P・ジョーンズ(故人)と連名で出したアルバム『RUNAWAYS』(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_1382.html)のジャケットでは年季の入ったジャンキーみたいなルックスだったキムだが、それからでも10年以上経った今では、ほどよく枯れたちょい悪親父(ってかじいさん)という感じ。
鮭と思われる魚をあしらったジャケットは、多分オーダーメイドだろう。
キム・サーモン以外のメンバーは、ベースとドラム(ちょっとゼレンスキー大統領みたいなルックス)に、ギター兼キーボードの女性。
その女の人がキーボードを弾きながらスキャットを聴かせるAORみたいな(?)1曲目で、少々意表を突かれる。
しかし『RUNAWAYS』でカニエ・ウエスト(!)のカヴァーをやっていたキム、この程度で驚くにはあたらない。
以降もわりとシンガー・ソングライター然とした感じの曲が続いたが、中盤から次第に熱を帯びてくる。
近年のレパートリー「Destination Heartbreak」を失敗して2回もやり直したり、3年ほど前にシングルでリリースしていた「Self Replicator」では”1,2,3,4,5,6,7,8”とカウントを続けて、4で入ろうとしたメンバー全員ずっこけたり(同じようなネタは昔THE PHANTOM SURFERSもやってたなあ)…と、笑わせてくれるところも。
…で、45分ぐらい経ったところで、出ました「We Had Love」!
思わず「うおおおおお」と声が出る。
リード・ギターは基本的に女の人が中心で、それがまたなかなかラウドなエグい音を出す。
しかし、ここからいよいよ中期THE SCIENTISTS楽曲炸裂か!…と思ったら、「We Had Love」で本編終了。
約50分。
バンドはすぐにステージに戻り、アンコールは初期THE SCIENTISTS楽曲3連発で、ラストは代表曲「Frantic Romantic」の渋いヴァージョン。
アンコール含めて約1時間の演奏だった。
個人的には(YouTubeでは演っていた)「Swampland」が聴けなかったのが残念だったし、お客さんもTHE FADEAWAYSの時の方がむしろ盛り上がっていたような気もしないでもなかったけど。
しかしBEASTS OF BOURBONがTHE SCIENTISTSではなかったように、そしてKIM SALMON & THE SURREALISTSもSALMON(https://lsdblog.seesaa.net/article/201607article_691.html)ももちろんSCIENTISTSではなかったように、KIM SALMON'S SMOKED SALMONも現在進行形のキム・サーモンの姿に他ならなかった。
(そもそも「Frantic Romantic」のSCIENTISTSと「Swampland」のSCIENTISTSも実質別のバンドだったよな)
キムもこの24日で67歳なのだという。
もう一度観られる可能性の低さを思えば、とにかく今回の来日を見逃さずに済んでよかったと思う。
終演後即退出。
新宿駅で通行人とすれ違った際、コートの袖のボタンが相手の何処かに引っかかって飛んでしまう。
大事に着てきた、高価いコートなのに…!
ともあれ帰宅は日付が変わってから。
すぐ寝ました。