HEREの7thアルバム『電撃』、リリースのその日、レコ発ツアーの初日。
約8ヵ月ぶりに観るHERE…だが、その前は3年半空いていたことを考えれば、まあ上出来なペースだろう。
(実は2月に観る予定だったんだけど、仕事が終わらなくて出かけられなかった…)
前回観た渋谷Spotify O-Crest(https://lsdblog.seesaa.net/article/202210article_1.html)も、ツアーの初日だったな。
で、昨年ソドムと割礼(https://lsdblog.seesaa.net/article/202205article_1.html)を観て以来13ヵ月ぶりのCLUB Que。
2マン+オープニング・アクトということで、まずHONEBONEが登場。
”ホーンボーン”じゃなくて”ホネボーン”だった。
俺は全然知らなかったんだけど、もう10年近く活動して、TVとかにも出てるんですってね。
EMILY(ヴォーカル)とKAWAGUCHI(ギター)の二人組。
アコースティック・ギター1本に乗せて、一見してロシア美人みたいな(実際はアメリカと日本のミックス)EMILYが変顔と関西人みたいな笑いのセンス(実際は高円寺生まれの高円寺育ち)を…。
…いや、何よりまあ歌の上手いこと上手いこと。
で、その歌唱力で、「バンドマン」とか「フリーター」とか「生きるの疲れた」とか、非常に実感のこもった生々しい歌を。
とても良かったです。
約5分という、異常なまでに短いインターバルで、”対バン”の流れ星☆。
いや、対バンって…お笑いじゃねえか!
いやいや、お笑いでも全然OKです、面白かったし。
以前にもHEREの主催イヴェントのMCとして見たことがあったが、ちゃんとしたお笑いのステージは初めて。
いわゆる”ネタ”をほとんどやらずにその場でのフリーなしゃべりが大半だったみたいだけど、いやあ、やっぱりコンビ結成から20年以上お笑いで食べてる人はやっぱり面白いねえ。
最後は歌も披露。
その後15分ほどでHEREのステージ。
昨年観た時同様、レギュラー・グリップの角谷正史がドラムを叩く5人編成。
で、いきなり「BANG-BANG-ZAI」に始まり、以下「Sing!! Sing!! Sing!!」「今がポイントだ」「すべてぶつけて愛し合おうか、猛烈に。」…と、新作『電撃』からの新曲ばかりを連発する。
しかしハードにロックする楽曲に、最初からガンガン盛り上がるフロア。
ようやくライヴで盛り上がれる”普通の日々”が戻りつつあることを寿ぐ「BANG-BANG-ZAI」の祝祭感に、「すべてぶつけて愛し合おうか、猛烈に。」での武田将幸の歪んだギター・リフ…と、新作の楽曲は確かに強力。
気が付けばフロアでHONEBONEの二人もノリノリだ。
長いMCを挟んでも、「鋭く尖る」「詩になる」「複雑な熱帯夜」「どれほど僕が君のことを愛してるとかどうだっていい」と、新作からの楽曲ばかりが演奏される。
「詩になる」「どれほど僕が君のことを愛してるとかどうだっていい」での、”三大キング”とか聴いてそうな三橋隼人のカッコいいギター・ソロ。
一方で音色もフレーズも相変わらず奇抜としか言いようのない武田将幸。
横ノリでシティ・ポップ風(?)の「複雑な熱帯夜」ではファルセットも披露する尾形回帰(ヴォーカル)。
その尾形がアコースティック・ギターも担当する「どれほど僕が君のことを愛してるとかどうだっていい」も、やはりシティ・ポップ風にしてギター・ポップ風でもあり。
弦が切れて武田将幸が引っ込み、再び尾形回帰の長いMC。
武田が戻って「大丈夫、永遠じゃない。」。
この曲や「鋭く尖る」では、尾形のヴォーカルが正直まだこなれていない。
そりゃそうだ、レコ発ツアー初日なんだから。
もちろん尾形だけではない。
まだ慣れない新しい曲の数々を披露するバンドのステージングには、HEREの最大のウリである過剰なハイテンションはやや薄い気がした。
しかし。
「大丈夫、永遠じゃない。」エンディングから間髪入れず鳴らされる爆音。
「死ぬくらい大好き愛してるバカみたい」!
(本当に名曲だなあ)
ここから俄然激しくなるアクション。
そして「己 STAND UP」から、本編ラストは再び新作収録の「ギリギリで鳴らす」。
まさにギリギリで鳴らす。
そこから「BANG-BANG-ZAI」後半に戻り、全員で超速い三々七拍子。
一気にそれまでの元を取るように(?)縦横に動き回り、HEREはステージを去った。
本編約1時間。
すぐにアンコール。
流れ星☆が登場して彼らの曲を演った後、最後はHONEBONEも登場して全員で「LET'S GO CRAZY」。
場内大盛り上がりでした。
最後にフロアのモニターに「大丈夫、永遠じゃない。」のMVが映し出されて、イヴェント終了。
俺は例によってすぐにフロアを出てしまい、電車の中でビール飲んで、帰宅すると日付が変わる前に就寝。
ともあれ大変良いライヴでした。
初日でコレだから、この後は更にどんどん良くなっていくだろう。
グラマラスでハードで歌謡ロック、かつ過剰にハイテンションなHERE、このブログでは10年以上推しているけど、まだ聴いたこと・観たことがないという人は、今からでも遅くないので是非体験してみてください。