UGLY THINGS #29

UGLY THINGS 29.jpgガレージ系のファンにはお馴染みの老舗ファンジン、最新号が出ました。

UGLY THINGSは毎号必ず買ってる。
いつから買い始めたのか覚えてないながら、初期のバックナンバーも合本で復刻された時に買ったんで、一応全部持ってることになる。
もちろん英語なんで、いつも斜めに読んで、内容は半分も把握出来ちゃいないんだが。
ともあれ海外のファンジンもいろいろ買ったり読んだりした中で、全部集めてるのはUGLY THINGSだけだ。

最初は本当に手作りのファンジンって感じだったし、ちょっと前まではまだ中綴じの薄めの本だったのに、ここ何号かは平綴じの立派な装丁。
ガレージ・パンクのファンジン、という認識が一般的だと思われるが、実際にはもっともっと幅広く、サイケやプログレにも足を突っ込んだ内容で、俺なんかには読み応え大(って、全然読めてませんけどね)。

さて最新号。
表紙にはでっかく、オーストラリアのTHE MASTERS APPRENTICES。
このバンドのことを、昔は「Living In A Child's Dream」の大ヒットで有名なサイケ・ポップ・バンドと認識してたんだけど、近年ワイルドでガレージな初期音源が続々リイシューされていて、認識が変わった。
かなりのページ数を割いてるのに、今回まだパート1だって。
続きも楽しみ。

それにスカイ・サクソン追悼特集。
そして西海岸プロト・パンク幻のバンド、まさかのIMPERIAL DOGSインタヴュー!

一方でボブ・ディランとか、メロトロン(!)とか、ニコとか、TIMEBOX(マイク・パトゥ&オリー・ハルソール!)とか、RENAISSANCEとか、ジェフ・ベックとかの記事もあったりする。
まったく底が知れない。
THE SHADOWS OF KNIGHT末期(つまりハード・ロック時代!)のドラマーのインタヴューも。

もうちょっと読みこんだら、個々の記事についても改めて何か書きます。


追記:
本文とは関係ないが、ジェイ・リタードが13日に亡くなったそうだ。
死因は不明ながら、どうやら眠っている間に死んでしまったらしい。
まだ29歳。
近年は国内リリースもあって、来日の可能性もと思っていたのに。
2009年は本当にたくさんのミュージシャンが亡くなってしまった1年だったけど、2010年も1月からこんな訃報を知るはめになるとは…。

R.I.P.


(2023.1.23.改訂)

ミック・ファレン『アナキストに煙草を』

画像ミック・ファレン。
英国アンダーグラウンド・ロックの帝王。
60年代に彼が率いたTHE DEVIANTSこそは、いわゆるノッティングヒルゲイト人脈の起点であり、HAWKWINDやPINK FAIRIESやMOTORHEADなど主要なバンドにつながっていく偉大な存在。
彼のレコードやライヴでバックを務めた連中の名前を思いつくままに列挙していくと、トゥインクらPINK FAIRIESのメンバーはもちろんのこと、
ラリー・ウォリス(UFO~PINK FAIRIES~MOTORHEAD)
ウェイン・クレイマー(MC5)
フィルシー・アニマル・テイラー(MOTORHEAD)
マーキー・ラモーン(RAMONES)
ウィルコ・ジョンソン(Dr.FEELGOOD)
クリッシー・ハインド(THE PRETENDERS)
アンディ・コルホーン(WARSAW PAKT)
ソーニャ・クリスティーナ(CURVED AIR)

…凄いっしょ?
来日も何度か果たしていて、俺も2回インタヴューさせてもらった。
そんな彼の現在の本職は作家なんだが、今まで翻訳がなかった。
俺も何冊か持ってはいたんだけど、原書じゃどうにも歯が立たず、ただ持ってるだけの状態だった。

で、遂に翻訳が出ました!
11月4日にメディア総合研究所から発売されたのがこの『アナキストに煙草を』。
内容は60年代前半~70年代末に至るミック・ファレンの自伝的小説。
当然のことながらスウィンギング・ロンドンからパンク・ムーヴメントに至る、ロック他アンダーグラウンド事情てんこ盛りの1冊。
当然MOTORHEADもMC5も出てくるよ。
俺自身まださわりしか読んでないんだけど、2段組みで450ページ以上に及ぶヴォリューム、こりゃ読みでがあるわ。

このブログをいつも読んでくれている奇特な方々なら、ここまで読んで興味を持った人は多いと思うけど。
そういう人たちがもうひとつ「おおっ」となるであろうネタが。
訳者が赤川夕起子女史。
あのサイコーなMC5ファンサイト「MC5 Japan」主宰者であらせられる。
(俺がミック・ファレンに2回目のインタヴューをしたとき、通訳を担当していただいた)
この本が間違いなし、ということはコレで大体おわかりですね。
この不況下にこんなマニアックな本が出版された幸運を喜びつつ、CD1枚我慢して2500円出すのは全然アリですよと断言しておく。
さあ、俺も毎日ちょっとずつ読もーっと(ニヤニヤ)。





今朝の新聞を読んで、石狩亭の火事が思ったよりもひどいことになっていたのを知る。
死者が4人も出ていたなんて。
亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。


(2023.1.11.改訂)

レコードコレクターズ2009年10月号

レコードコレクターズ.jpg80年代後半から2000年前後まで、ミュージックマガジンとクロスビートとBURRN!とレコードコレクターズはほぼ毎号買ってた。
どれも熟読するんで、読むのがどんどん遅れる。
読んでないのが部屋の中で山になる。
自分が書く方で忙しくなると、DOLLとTHE DIGとEURO-ROCK PRESSに目を通すので精いっぱいで、他の音楽誌は全然読まなくなってしまった。

THE DIGとDOLLが相次いで休刊・廃刊となって、毎号チェックするのがEURO-ROCK PRESSだけになってしまうと、こりゃイカンというワケで。
レコードコレクターズなんかはまた手に取るようになってきた。

で、さっき買ってきたのがレコードコレクターズ最新号。
お目当ては当然(?)THE BEATLESじゃなくて、ロッキー・エリクソンのインタヴュー。
あら、インタヴュアーはDOLLで連載してた川田倫代女史じゃありませんか。
うーむ、俺も頑張らなくちゃな。
他にも、初期のCHICAGOとか、興味深い記事がいっぱいです。


それにしても、ネットの普及で紙媒体衰退、とか言われてるけど、探したいネタを検索するときはともかく、何となくいろんなネタを眺める上ではネットって不便過ぎだよ。
好きなバンドがひとつだけなら、そのバンドのHPだけチェックしてりゃ済むだろうが、それじゃ全然広がっていかないよね。


追記:
上で、お目当てはTHE BEATLESじゃないと書いたけど、実際読んでみたら、BEATLESのリマスター盤の記事、もの凄く興味深かったさ。

(2013.2.11.)


(2023.1.3.改訂)